無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
日本人初の快挙、ジョン・マドックス賞受賞!
日本では2011年から公的補助が始まり、2013年4月には定期接種となった子宮頸がんワクチン。しかしそのわずか2ヵ月後、国は積極的な接種の推奨を一時見合わせた。ワクチンを打った少女の親たちから、けいれんや記憶力低下など、神経の異常を思わせる症状がわが子に始まったとの訴えが起こったためだ。その後、ワクチンが症状の原因という科学的根拠は見つからず、ワクチンの安全性と効果が国際的にも確立されたにもかかわらず、日本ではワクチン接種の見合わせは継続されたままだ。
現役の医師でありジャーナリストでもある著者は、3年にわたり、被害を訴える少女や親、症状から回復した女性、複数の診療科の医療関係者、行政関係者などへ膨大な取材を行ってきた。少女たちの身体の症状が本当に訴えていたこととは──。サイエンスにもとづき、子宮頸がんワクチン問題の背景と日本社会の闇に切り込んだ、衝撃のノンフィクション。
Posted by ブクログ 2021年05月23日
ちょうど娘宛に市から
「HPVワクチンのお知らせ」が届いたところ
だったので気になり読んでみました。
知識を得ることが、できよかった。
やはりテレビで流されることだけが
真実ではないし、鵜呑みにしないように。
視聴者側にどう思ってほしいかなど
何か意図があって作られていることも
多いと思った。
自...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月26日
書店の陳列棚で気になってはいたものを、この度、竹内ブックガイドで勧められているのを契機に、これは読んどかないとと改めて自覚。根拠のないワクチン否定とか啓蒙とは次元が違っていて、本書が然るべきところではきちんと評価されているというのが素晴らしい。相対的に浮き彫りになるのは、依然としてワクチン後進国とし...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月27日
子宮頸がんワクチンをめぐる一連の騒動と事実を、真摯に誠実に追った貴重な一冊。
この一冊を書くまでに、事実を知るにつれどれだけ心折れそうになったことだろう。それでも、追い続け書き続けて、そして一冊の本として残してくれたことに感謝しかない。
この手の話で憤りを感じるのは、いい加減にデータを踏みにじる...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月21日
医師でありジャーナリストでもある著者が、子宮頸がんワクチンの接種停止を批判する書。よく取材しているし、科学的かつ学術的に主張を展開しており、説得力がある。久々に出合った感動的な本である。著者は、海外への発信力もあり、すばらしい人物だと思う。
本書を批判する人たちは、ジョン・マドックス賞を授与した「...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月01日
子宮頸がんワクチンについては、時系列を完全に追えず、断片的な知識しかないことが前から非常に気になっていた。ワクチンを専門とする医師の講演を聞いても、ただでさえワクチンについては世界に遅れをとっていた日本だが、子宮頸がんワクチン薬害騒動がワクチン普及をさらに何年も遅らせたと悔しげに話す。その経緯がきち...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月04日
子宮頚がんワクチンに薬害があるとする主張に対して、この本は色々な観点から科学的、医療的な観点から丁寧に反証していきつつ、薬害問題が起きる社会的な背景を鋭く指摘している。
世のニュースやらsnsやらで薬害を主張する人は須らく陰謀論的で大雑把であることと比べると、筆者はとても誠実で公正である。
自分は医...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。