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聴覚に障がいをもつ「ろう者」の人々が厳しい現実に立ち向かっていく姿を取材したルポルタージュ。朝日新聞経済面で話題となった連載「ろう者の祈り」に大幅加筆。巻末には手話通訳士・鈴木隆子さん監修による手話講座も収録。
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Posted by ブクログ
ろう者と聴者が、いっしょに社会で生きていくための「懸け橋」でありたいと願う人たちの思いがわかる本。 聴者の親のもとに生まれたろう者の苦労は、(私が関心を持っている)外国にルーツを持つ人が日本で大人になるときの苦労に通じるものがある。いやそれ以上に、ろう者の方々から学ばなければならないことがたくさん...続きを読むある、と感じた。
ろう者の厳しい現実を知った。周りから評価されない悔しさと言葉の獲得の難しさ、そして人がいっぱいいるのに話せない孤独を強いられる辛さ。全ては聴こえない事が原因。考えさせられる本だった。 評価4としたのは、後半の鈴木隆子さんの話のみの方がよかったからです。
同情なんかしなくていいからほんの少しだけ助けてくれれば。友達になったり聴者と会話をしたい。 こんな印象的なキャッチフレーズの本書から私はとにかく自分が知らなかったこと、勘違いしていた事を学ぶことが出来ました!まず手話は日本語対応の手話、日本手話という2つにわけることができ後者の方は文法や表現も日本...続きを読む語とは全く違うため、筆談をする時私たちが話している日本語の文法を間違えて使ってしまうケースもあることだ。 また周りの少しの理解がないせいで8割ぐらいのろう者の方が職場や学校で辛い思いをしたことがあるというデータも驚いた。 最後にミニ手話講座もあり最後まで興味深い本だった
「ろう者にとって日本語は母語ではなく第2言語」 このフレーズを目にしてかなりの衝撃を受けました。 その視点はこれまで全くなかったし、何より字面でしか習得できないことの大変さを想像したこともなかったし…。 外国語をテキストだけで身につけろと言われても途中どころか序盤で投げ出したくなるだろうし、のっぴき...続きを読むならない事情で何が何でも習得せざるを得ないとなったら、どれだけの苦労を重ねないといけないのか…想像するのもためらいたくなりました。 会社で受け入れ体制を整えているといっていても、実際に当事者にきくと、様々な理由で孤独を感じている人が多いことにも驚きました。 最後の方にでてきたイーデザイン損保のサイン部の話が一番ショックだったかもしれないです。
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ろう者の祈り 心の声に気づいてほしい
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中島隆
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