アスクレピオス 3

内水融

【血でしか書き込めない名簿の秘密】患者の署名で「血命録」を埋め尽くした時、教会はアスクレピオスの異端認定を解き、その医術を承認する―。半世紀前に、教皇とアスクレピオスの間で交わされた盟約。だが、血命録には、教会の信頼を失墜させる悪魔じみた秘密が隠されていた…！ 強大な権力に抗う熱き医療ファンタジー、完結第3巻。 【同時収録】特別読切 アスクレピオス／DISPENSER

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 少年マンガ
• 出版社: 集英社
• 掲載誌・レーベル: 週刊少年ジャンプ
• ページ数: 208ページ
• 電子版発売日: 2018年01月01日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 50MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

むー。18週打ち切りか。
内水さんの世界観つくりは好きなんだよなー。あと、ストーリーのまとめ方も。
何より、きちんと時代考証や医療の知識を得た上で嘘を嘘と開き直ってるのが好き。
ただ、今作はいかんせんキャラクターの魅力がなー。
読みきりのときのように、最初から主人公が好青年であった方が良かったと思うんだ。特に、技術力や特殊能力なんかは神レベルという設定だったので、いわゆる万能・完成形の主人公を作った方が「近代的な外科医は協会から排斥されていた」というストーリーに焦点が合って良かったと思う。主人公の成長なんかは、後付で色々できるわけだし。
いかにも打ち切りな尻切れトンボの最終回と、その最終回で一気に伏線を拾いあげる力を見てつくづくもったいないと思った。