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小さな滝がある田んぼで、とのさまがえるのぴゅんすけがすいすいと泳いでいました。すると、草の上からあまがえるのぴったが、いじわるそうにいいました。「どんなにすいすい泳いだって、ここまでのぼってこれないだろう」それを聞いたぴゅんすけは、草をのぼりはじめましたが、手がすべってあっという間に落ちてしまいました。つぎに、ぴゅんすけは、得意のジャンプを見せつけました。それに対抗して、ぴったは石にはりついて、石と同じ色に変身したのです。それから二匹は、どちらのからだのもようがすてきかを見せ合ったり、からだの大きさをくらべてみたり、虫のつかまえっこや、力くらべもしました。最後に鳴き声をくらべてみましたが、それでも勝負がつかないので二匹はけんかをして別れてしまいました。ところが……。競い合いながらも、おたがいの存在が気になるぴゅんすけとぴった。かえるの特長や生態だけでなく、心温まる友情も描いた絵本。
Posted by ブクログ 2023年04月28日
泳ぐことが得意なトノサマガエルのぴゅんすけと、変身することが得意なアマガエルのぴったが田んぼで初めて出会って繰り広げる好勝負。
ぴゅんすけがジャンプすればぴったは体の色を同化させ、「げげげ がががっ」とぴゅんすけが鳴けばぴったも負けじと「ぐわっ、ぐわっ」と張り合う。なかなか勝負がつかずにケンカ別れし...続きを読む
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