アグリビジネス進化論―新たな農業経営を拓いた7人のプロフェッショナル

アグリビジネス進化論―新たな農業経営を拓いた7人のプロフェッショナル

農業の現場では何十年も前から、農業ビジネスで成功を果たしている経営体が多数生まれています。

本書で取り上げた7名は農業ビジネスの先駆者です。全員に共通する特徴は実需者や消費者のニーズにとことん応えることで、農業をビジネスとして成立させようと挑み続けたことにあります。自ら生産した農産物、製造した加工品の売価を自ら交渉して決めることを志向し、その過程で事業領域を、生産にとどまらず加工や販売にまで拡大させています。

こうした取り組みの結果が安定した販路の開拓につながっています。 販路が安定すると経営資源の充実が容易になり、経営規模拡大につながります。先駆者たちにとって6次化は経営の手段であって目的ではありません。

経営プランが十分に検討されないうちから6次化を考える農業者が多いなか、彼ら先駆者たちは産地・地域の特徴、品目の特徴、自社のケイパビリティを踏まえ、経営資源を調えつつ成長してきた様子がインタビューから明らかになっています。(はじめにより)

【著者紹介】
有限責任監査法人トーマツ
日本におけるデロイト トウシュ トーマツ リミテッドのメンバーファームの一員であり、監査、マネジメントコンサルティング、株式公開支援、ファイナンシャルアドバイザリーサービス等を提供する日本最大級の会計事務所のひとつ。国内約40都市に約3,200名の公認会計士を含む約5,900名の専門家を擁し、大規模多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしている。

農林水産業ビジネス推進室
同法人の農業ビジネス専門家に加え、農業法人などの農業者、小売、外食、食品メーカー、金融機関、公官庁、大学ほか専門機関など外部組織と連携し、日本農業の強化・成長を実現するための新しい事業モデルの構築を推進している。

【目次より】
Chapter-1◆鈴生 / モスも認めた「メーカー」スタイルのレタスづくり
Chapter-2◆サラダボウル / 元金融マンが農業でくり返した「挑戦と失敗」
Chapter-3◆舞台ファーム / 農業の「コンビニ化」で売上100億を目指す
Chapter-4◆こと京都 / 中国産は敵にあらず。九条ねぎで2000億市場にチャレンジ
Chapter-5◆六星 / お餅から惣菜・弁当まで、ブランドを使い分けた巧みな6次元
Chapter-6◆早和果樹園 / 6次産業化によるみかんのビジネス化に成功
Chapter-7◆野菜くらぶ / 野菜の値段を「自分で」決めるための挑戦

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アグリビジネス進化論―新たな農業経営を拓いた7人のプロフェッショナル のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年06月21日

    7つの農業ビジネス事例とそれに対するトーマツの纏めが記載。7人の経営者が如何に様々なことに頭を巡らせながら事業を進めているかを思い知らされた。どの業種にも言えることだが、事業は理念ありきということを改めて再確認。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月21日

    240421009

    さまざまな地域課題、組織課題があり、さまざまな農業経営のスタイルがある。新しい農業経営の考えについて理解を深める。

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月27日

    移住先の地域活性策の一つとして、地元産品の6次産業化を考えている中で本書を手に取った。自身で農業法人を立ち上げることは考えていないが、本書に言及されている事業を拡大する上で大切なことや、商品の販路と売上を確保するために大切なことは今後の大きな参考になった。売り物ありきで6次産業化を考えるのではなく、...続きを読む

    0

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