アゲイン

もりたじゅん

エリート銀行員の萩森貴司は交通事故で１０ヶ月間の記憶を無くしてしまう。そんな貴司の前に、婚約者を名乗る母都子（もとこ）が現れた。まるで覚えのない貴司は好みのタイプではない彼女に困惑するが・・・やがて。 ドラマチックラブストーリー「アゲイン」他、傑作３編を収録！！

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: サード・ライン
• ページ数: 215ページ
• 電子版発売日: 2011年08月26日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 32MB

[G · ★★☆☆☆]

オムニバス。

婚約者が突然の記憶喪失や、恋人同士だった彼女が彼氏のバイクでタンデム中に落ちて亡くなり、その彼女が霊として誰かに憑依して彼氏や妹に事故当時の真相を語る話や、バツイチ男性に女性から突然のプロポーズなど入ってましたが、印象的なのは1話目の話でした。

アラサーの彼女は婚約者のエリート彼氏と連絡がつかなくなり彼の務める銀行へと来ると、彼氏は人が変わったかのようになっていてしかも婚約者である自分を｢好みの女性ではない！｣と拒否されてしまう。
彼氏も事故で記憶喪失で覚えがないが、何となく引っかかりを感じながら自宅に帰ると、そこには(実は最悪な)母親と以前婚約していたお淑やかな女性が待っていて、｢あんなガサツな女と結婚しようとしてたなんて…｣と改めて思っていた。
実は全て、この最悪な母親の企みによって元の婚約者と結婚させようと画策していた。

後にガサツな彼女(婚約者)によって真相が分かる彼氏だけど、ラストがあっさりと過ぎでした。
元のお淑やかな婚約者や最悪な母親には罰が無かったので、え〰？ってなりました。
自分ならこんな母親や頼りない彼氏とは別れたいです。