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人にかならず好かれる方法がある!?/自分の感情は簡単にコントロールできる!?/特定のブランドをたくさん買わせることができる!?/人の記憶は簡単にすり替えられる!?/SNSを使った世論操作が可能!?――科学としての心理学が明らかにした、おどろきの研究結果。プロレス好きの気鋭の心理学者が、徹底的に面白く、わかりやすく解説!
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Posted by ブクログ
これぞ心理学者による心理学の本。心理学について知りたければこれを読むと良い。最新の情報をもとに心理学について書かれてある。内容は濃いのにライトな文章で書かれてあるので心理学初心者でも最後まで飽きない本。
ほとんどの部分は、著者が言うほど、驚きの内容では無いように思われた。 しかし、第9章の人は無意識に支配されている、については、人には自由意思はないという驚きの事実にはついて書かれており、非常に興味深かった。 ただ、自由意思は無いとした場合、殺人ノグチ責任が問えなくなるという問題野口提起およびそれへの...続きを読む答えは書かれていない。
心理学について、大学で学ばなかったが興味があったのでこの本を読みました。 赤い服を着るとモテるのか?、相手に好かれる方法、血液型診断など興味を持ちやすいテーマを分かりやすく、科学的に説明されていて面白かったです。 心理学は、人を対象とする学問であり、化学のような普遍的、絶対的なものではないという...続きを読むことは、盲点だったと気付かされました。 色んな土地で生まれ、色んな考えで育った人がいる。だから、様々な心理が生まれる。 これも、心理学の楽しさだと思いました。
認知バイアスとか錯視、サブリミナル効果の本当の所は、などの面白話が満載。人気のある子供と、人気のない子供では、人気を取るための努力行動の量が全く違うこと示した実験など、おどろきというより「タメになる」内容も多く、エンタメ半分、啓発半分のような感覚で読んだ。 私にとって驚きだったのは、女性が六人並ん...続きを読むだ口絵の写真だ。それは体格を比較するためのものだが、太った女性に挟まれたぽっちゃりさんと、痩せた女性に挟まれたぽっちゃりさん。前者の方が痩せて見えるでしょうと。そりゃそうだ、と経験的に分かるような話だが、これはエビングハウス錯視によるのだという。同錯視は黒丸を複数の白丸で囲み、その白丸のサイズにより同じ黒丸が大きく見えたり小さく見えたりするもの。『五感を騙す錯覚の科学』という本を読み、錯視は日常に使えると思ったが、こんな風に登場するとは。 本書では合コンの例も挙げる。可愛い子の友達は可愛い?可愛い子の友達は自分より不細工?これに関しては、どのような戦略があろうとランダムとしか言いようがなく、それこそ男子側の後付けバイアスとしか言いようがないという気もする。 他には脳が活性化しないサッカー中のネイマール選手の話。活性化は大事だが、時期に思考や行動が身体化する事で脳は省エネのために活性化しなくなる。その領域が究極だと。 ー 人間はこの広大な不条理にもてあそばれる存在なのだ。カップラーメンは食べてしまうし、好きな人を嫌いになることも、好きでなくなった人を好きでい続けることも不可能なのだ。それこそが、人間を取り巻く不条理というやつなのだ。 広大な不条理は脳の内側にも外側にも理由があり、常に理性がベストとは限らないし、分かりながら騙されて踊る人生が楽しいという事も。おどろきながら踊るべし。
心理学者が綴る、アヤしい心理学への警鐘と、先行研究を人生に活用するヒント。非常に示唆に富み、一般に見かける、この手の本とは一線を画す。 著者が、サブカルとプロレス好きというのが、またよい。その手の表現をちょいちょい使ってくるのが、たまらない。
<目次> はじめに 序章 赤い服は本当にモテるのか?~真の心理学の凄み とワンフレーズ心理学 第1章 合コン必勝法はなぜ失敗したのか? 第2章 かならず相手に好かれる方法 第3章 賢くなりたければ、脳を活性化させるな 第4章 ポジティブ・シンキングで人生が変わる? 第5章 サブ...続きを読むリミナル効果はウソ?ホント? 第6章 血液型診断という亡霊 第7章 スポーツに「流れ」は存在するか? 第8章 人の記憶はアテにならない 第9章 人は無意識に支配されている 第10章 心理学は科学なのか? <内容> 心理学者による心理学の紹介本。海外のサイエンスもののように、実際の論文をわかりやすく説明しながら、心理学にまつわるいろいろな話題をまとめている。筆致がフレンドリーだし、例えもキャッチーなので、あまり本を読んでいない人にもおすすめ。 第9、10章はなかなかドッキリ系。我々は意識が働く前に無意識、しかも外部に操作された形で動いているとか、心理学は自然科学に比べて実験の再現性が低い(それはサンプリングバイアスとポジティブバイアスがかかるから)とか、「う~む」となってしまった。
非常に読みやすい。目次に目を通しただけで概要は推測できる。あとは本文斜め読みでOK。 世の通説に対して、その反論を実験結果を交えて展開する。たとえばポジティブシンキングは万能か?いや、デメリットもあるしネガティブシンキングのよさもある、という話。でも、そもそもどちらの何がいいか悪いかの二元論の発想を...続きを読む捨てれば、議論自体が不要と思うんだけどね。 ネイマールの脳がプレイ中活性化していないことはおもしろい。でも、日本のプロ選手は練習を積んでも活性化させている。ということは、プロほど練習しても活性化せずプレイすることはできないということでは? 活性化させないといったって、どうすればよいのか? 「無意識」を整えるいう意味では、「9章 人は無意識に支配されている」を読めば充分かも。 ただ、意思の前に無意識が動き出すという実験結果はどうなのかな。手を動かそうと意思を持った瞬間に時計を見るという実験。脳波の動きの方が、時計を見るよりも早いという話。 意思は、持ったあとに頭の中で意識化されるから、本当に意思を持った瞬間と自分が意思を持ったと思った瞬間にはタイムラグがあるように思うんだけど。
カジュアルな心理学本。面白かった。 怪しい副題は、販売部数を伸ばすためなんだろうが、不要に感じた。 心理学系の本によくある、実験事例の列挙もちょうどよいボリューム。身近な現代ワードも取り込んでいる。
エビデンスのソースを示しながら若い研究者が高校生から大学生くらいの若者にお話ししてあげているような体。最近の研究も多く含まれているので,昔勉強した人も習ったことと違う!ことを楽しめるだろう。
良くも悪くも新書っぽい雑さ。論文まとめ。心理学に詳しくない人が試しに読んでみる分にはいいかもしれない。
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妹尾武治
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