無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
今、世界のダイバーたちに人気のトラック島。
その美しいミクロネシアの海底には日本軍の沈没船が今も眠っています。
この本は、ダイビングの神さまと愛されていた偉大なダイバー、キミオ・アイサックのものがたりです。
皇国教育を受けて育った軍国少年キミオは、目の前で、兄とも慕う日本兵たちが撃沈され沈んでいく、その時のことが忘れられません。
キミオは潜水技術を駆使し、命がけで戦友たちの遺骨を引きあげたり、深海の船に慰霊碑を設置したりと誠を尽くしました。
不言実行のその姿を心のバネに、著者はキミオと戦死者への追悼の記念碑を、キミオが設けた慰霊碑の横に手向けしたのでした。
本書は、戦後70年を期して20年余りの記録をまとめた一冊です。
ダイビングの縦軸に、戦争と愛を横軸に、熱い命のしぶきが飛び散ります。
Posted by ブクログ 2024年03月03日
大学一年生の時に無理を言って受けさせていただいた授業の参考文献。
読んでから時間が経ってしまい、内容はほとんど覚えていないが、後書きで「人は何をしても後世に語り継がれないが、何かをしたという過去はこの世に残り続ける」的なことを語られており、「何者か」になりたいと苦しんでいた当時の自分は肩の荷が降りた...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。