でっかいんちょ １巻

トイシキ

規格外に大きい中学２年生・大菊育は世話焼き体質から「お母さん」と呼ばれる学級委員長。毎日、委員長のお仕事を頑張るけど、ちょっと大ざっぱで残念なところもあったりして…！？そんなでっかいんちょの笑いに満ちあふれたJC学園4コマ!!

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 芳文社
• 掲載誌・レーベル: まんがタイムジャンボ
• 電子版発売日: 2016年01月29日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 43MB

[ブクログ · ★★★★★]

文字通り、小人系だったヒロインの次は、色んな意味で大きな委員長がヒロインか
まぁ、ぶっちゃけ、あざといと言うか、よくもまあ、編集さん、ＯＫ出したな、と思う
けど、嫌いじゃない
だって、巨乳の破壊力の前じゃ無力ですって、男ってバカな生き物は
女性の読み手は、シャツの隙間からブラを見せる必要があるのか、と思った人も多いだろう
その絶妙なチラリズムがなかったら、正直、私は感想を書かないし、そもそも、買ってすらいなかっただろう。この隙が、男心を掴むのだ
それに、ただ、背やおっぱいだけが大きいのが特徴じゃないしな、育ちゃんは
自分の体のでっかさをコンプレックスに感じつつも、大きな体と有り余るパワーを友達の為に活かし、学校中から慕われている、ある意味、委員長として鑑だ
また、育本人が個性的だからか、まわりの友人らも結構、クセモノで、その賑やかさは見ていて飽きない。纏は育にベタベタ触れすぎなトコはあるが、あくまで、友情のそれっぽく、百合っぽさはないので、苦手な人も安心して良い
育が起こすドタバタだけでも、十分に面白いが、そこに元・不良の転校生の相見くんが関わってくる事で、ラブコメ臭も加わり、ますます、楽しい
大らかで懐が深いが、年相応に傷付きやすい女の子らしさを持っている育と、目付きも口も悪いが、何だかんだで面倒見が良く、女子力まで高い相見くん、中々にグッと来る組み合わせだ。しっかし、実際、付き合いだしたら、育のおっぱい、もっと大きくなっちゃうんじゃね、相見くんのせいで
この二人がくっつくのは確実だろうが、個人的に今後が気になるのは、纏と田中先パイのその後。勘違いで育から痛い目を見せられちゃった訳だが、これくらいでメゲずに再アタックをかけてほしいもんだ。毒舌家の纏がデレるとこ、見たいっすわ、トイシキ先生
どの話も学園コメディとして質が高い。特に、私がグッと来たのは、育ちゃんと相見くんの夏祭り“デート”の模様が描かれた第１２話だ。この手の青春イベントをしっかり押さえてくれるので、トイシキ先生、好きだわ。僅差の次点は、書き下ろし「相見深のとある一日」だ。彼のオカン属性は、この母親のおかげかｗｗｗ
この台詞を引用に選んだのは、相見くんのカッコよさが特に表れているものだから。こんなぶっきらぼうだけど、真っ直ぐな優しさを向けられたら、そりゃ、女の子はキュンと来ちゃうわ