一老政治家の回想

一老政治家の回想

1,100円 (税込)

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新聞『日本』の記者として活躍、犬養毅の知遇を得て政界入り、大正デモクラシー真っ只中にあって犬養を支え、政党政治確立に尽力する。やがて二大政党制の欠陥が露わとなるなか犬養は兇弾に倒れ、政党政治は終焉を迎える……。議会政治の裏側を知り尽くした傲骨の政治家の証言。 〈解説〉筒井清忠

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    Posted by ブクログ 2015年11月23日

     明治・大正・昭和の第一次資料と評される史料は多々あるが、たとえば克明な記録で群を抜いた原敬日記でさえも色彩で言えばグレーの印象が強い箇所もある。事の性格上、また当人の社会的地位がしからしめるのであろうが、微に入り細を穿つような記録は墓場に持って行かざるを得なかったものも多かったことと思われる。
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