絵とは何か

絵とは何か

682円 (税込)

3pt

4.0

「人間の一生は、一回かぎりのものである。その一生を『想像力』にぶちこめたら、こんな幸福な生き方はない。絵とは人生そのものなのだ」――絵を前にした人へ、著者自ら原点に立ち戻り綴った名エッセイ。

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絵とは何か のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年01月30日

    学生時代に、坂崎氏の著作から、エゴン・シーレと鴨居玲の存在を知った。この本の中でもこれらの画家についての言及がある。初出は1976年だから、ずいぶん早い。日本では、まだほとんど誰もこういった画家を取り上げていなかったはずである。著者の批評のスタンスの一つに、評価がある程度定まった画家ではなく、無名の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月27日

    大学等での講演記録(1976年)を含む美術エッセイ。素朴だけど、深い問いかけ。“絵とは「感覚」である”ことを、語りかけるように伝えてくれた。とくに後半の『ゴッホをめぐって』『ゴッホの遺書』が、個人的にはとても良かった。読み物でゴッホの生涯を垣間見るたび、作品の熱量と魅力が増すように感じる。絵は、描い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月18日

    「売れなくてもいいんじゃないか」と言い切る。絵を「見て」「感じて」「読む」ことは小説のそれと似ている、という表現に納得。
    綺麗で技術の高いものにばかりスポットライトが当たるというピラミッドとは、違うところに芸術があるのではないか、という主張は多分、絵以外の表現にもそのまま、当てはまるような気がする。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月12日

    絵本に興味があることから絵にも派生してなんとなく手にしてみたのだが、意外に文学との共通点についての言及も多くてその意味でも発見があった。中でも、読者や鑑賞者は、作者がその作品をつくるに至った意図に思いを馳せるところに意味がある、という点が自分の中に残った。
    講演録をまとめたものなので、タイトルの問い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月19日

    昔、同じ著者による「イメージの狩人」を読んで面白かった記憶があるので、文庫化されたこの本を読んでみた。講演の記録が多いので読み易いが話があちこち飛し、小林秀雄ばりの絵は気合いだ調の文章が多く、タイトルを含め全体に少し期待外れだった。

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