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ふとんをかぶったお化けのような美少女・まとい(なんだそりゃ?)と友達になり、学校に通い始めた政臣。学校生活を愉快な面々(おもに変態)と過ごしていくうちに、二人の距離は…?四コマコメディ第2巻!
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Posted by ブクログ
全2巻なのをショックに感じるほど、質は良かった 青春真っ盛りの少年少女らの、不格好で荒削り、でも、打算も何もなく、純粋に築ける友情が描かれる一方で、観ているコッチが砂を吐いちゃいそうになる甘々なラブコメも適当なペースで進行されており、読みやすかった ちょっと重い雰囲気が、ヒロインのまといにはあったが...続きを読む、それは彼女が人間として成長するのに必要だった。実際、まといは政臣を初めとした周りの人と接して、経験値を徐々に積んだ事で、傍目からは少しでも、彼女としては相当に強くなり、弱虫だった自分に決別する覚悟を決めた 家庭環境のせいで、若者らしくないひねくれ方をしていた政臣も、まといの個性に触発され、ほんのちょっとだが角が削れ、柔らかみが人間性に生じたようだ そんな彼の、自分の言葉に首を絞められている、青春特有のマヌケさは呆れ笑いが生じてしまう けど、実際は両片想いなのだから、それくらいの心労は負ってもらわなきゃ、こっちの気が済まん あくまで、これは私個人の意見だが、この『桜色フレンズ』の面白さを支えていたのは、学生サイドの政臣らでなく、成人として問題がありすぎな花代さんを筆頭にした大人たちだと思う。どう控え目に称しても、この作品に出てくる、少なくとも、まといの側に居る大人は変人の領域だろう。だが、言動こそアレでも、生きた年数に応じた経験値は十分で、不思議と嫌悪感は湧いてこない。意外と言っちゃ失礼だが、やっぱ、執事だけあって、瀬蓮さんは尊敬に値する大人の男だった。変人にも、一つや二つくらい、尊敬できる部分があるもんだ 大円団と言えるラストかは微妙だが、私的には「アリ」と受け止められた どの回もお勧めだが、個人的に強い印象を残されたのは、まといと花代さんの初体面、それと同時に花代さんが新しい扉を蹴破って開いたくだりを描いた、24限め『北の国から』であった。誰にも過去はあり、それが未来へ向かって歩く自分の背中を押してくれる、希望と言う名の友になる、か。次点は34限め『花咲く前の日』だった。まだ、自分の気持ちに確固とした名を与えられてないとは言え、好き合っている男女が、自分の素直なオモイを相手に告げる際の雰囲気はたまらんな この台詞を引用に選んだのは、瀬蓮さんの年長者としての男気が、決して強くはないけど、ハッキリと光っているモノだから。自分の恋心を押し隠して、好きな人の傍らにい続ける、それは辛い。けれど、好きな女が、自分も嫌いになりきれない男へとは言え、最も美しい笑顔を曇らせずに過ごしているのを見守る事が出来る、それは不幸じゃない。この境地に至れる男は、ホント、一握りだろう。やっぱ、瀬蓮さん、カッコいいわ、ドのつく変態ジジィだけども
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