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子供時代を過ごした家の庭に生えているクヌギの木。土地を更地にし、念願のマイホームを建てることにした僕に、クヌギの木が語りかけた。「兄さん、僕だよ、アキオだよ」。木が、恐るべき取引を持ちかける――。
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Posted by ブクログ
僕のホラー小説の歴史、1冊目であるホラー大賞受賞作『化身』の著者の受賞第一作。 前作同様、雰囲気から僕の好きなものだった。 この感覚を言葉で表すのは難しいんだけど、強いて言うならば、 客観視でもなければ感情移入して入り込んでいるわけでもなく、物語の世界のさらに奥で展開を見守っているような、そんな感じ...続きを読む。 神聖な雰囲気が上手いこと効いて、美しさや哀しさ、おぞましさが際立っていた。
デビュー作の「化身」が良かったので今回も期待して読みました! 何だかファンタジックなんですが、 なかなか残酷な話だよね。 終わり方が好きでした。
「化身」の変身と「幸せと言う名の鳥」の家族のお父さん目線の話を合わせて水で薄めて長編にしたような話。この人個人のプロフィールを見てしまったら作品の背景が見えてしまった気がして・・・。よって、実際あったらそりゃあ不気味だけれどもなんだか誰かのBLOGを連続で読んでるみたいな気になった。内容についても「...続きを読む父親の理不尽な悪意の原因」がそこまで納得いく感じもなかったし。短編の人なのかな・・。(-_-)
前作「化身」が最高にゾクゾク、ブルブルとさせてくれた秀逸な ホラーで新作をごっつ楽しみにしていた新鋭な作家さん。 とうとう新作出ますたー...ということで他の積本を尻目に 優先度マックスで読書開始。 ... ...... ......... あー...こっちの路線なのかぁ。強いて言えば、その「化...続きを読む身」に収録 されていた別の作品「幸せという名のインコ」に近い雰囲気ですかね。 「化身」で見られたような異常な状況かつ、異端の発想で繰り広げられる 脳内サイケデリックなあの感覚を味わう作品ではなかったス。 まぁ、長編ってこともあるし、そもそも「化身」を期待していた訳では ないんですが...個人的な想い入れと異常な期待感が高すぎて 肩透かし感を食らったのは否めない。でも作家さっと作品には 罪はない...と言っておかなきゃです。 ただ、長編自体が向いてないのか、やや描写も間延びするし、 引っ張った割りに、なんとなく着地が途中から分かってしまうしで やはり前作のような瞬発的な殺傷度はないので、意見が 分かれそうな作品ですね。
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