ひよっこ王子様

奥山ぷく

自他ともに認める美少年の那美。
恋したいお年頃、告白されて付き合っても、理想の相手にはなかなか会えない。
友達は、那美の性格をよくわかっている学と沙希だけ。
男女問わず熱い視線を集める那美を妬む男もたまにいて、昔からいじめられっこだった那美はいじめっこの視線に敏感だった。
そんなある日、那美が落としたノートをわざと破く男が現れて！？

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BLマンガ
• 出版社: 大洋図書
• 掲載誌・レーベル: HertZ&CRAFT
• 電子版発売日: 2015年06月26日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 65MB

[ブクログ · ★★★★★]

やっぱ、ＢＬ漫画は表紙を見ての直感で買うに限るな。あんまりすぎる大外れを引いてしまって凹んだ記憶は今んトコ、幸いにもない
年季の入っている腐女子or男子からすると、「まだまだ甘い」って言われちゃいそうだが、この『ひよっこ王子様』は当たりだったので、しばらくは、このスタイルで行こう
画の上手さも高評価の理由だが、やはり、ストーリーが個人的にストライク
プチ不良×学校の王子様って組み合わせが、ベタで良いですねぇ
謙介の独占欲から来る、男の子感丸出しの行動と、彼の不器用だけど猛烈なアタックで段々に惚れていく那美の心の変化が、粗の目立つ少女漫画より、しっかりと描き込まれていて、読みやすかったし、味わいやすかった
基本、一般人に受け入れがたい同性愛の漫画だからこそ、そんな感情面が適当に書かれていないので、気になっている相手や、恋人との距離の縮め方に悩んでいる男性がいるなら、一級の少女漫画と合わせて、ＢＬ漫画も読むべきかもしれないな
那美の事が好きで好きで、行動に歯止めが効かない謙介は、同じ男して応援したくなりますね、ホント
また、那美の親友でもある学君と沙希さんも、主軸の二人に負けない個性の持ち主で、ストーリーに弾みを付けている。サブキャラにも手を抜いていないトコも高ポイント
やや乱暴的な描写はあるが、血や傷はないので安心していい
肉体描写もあるにはあるが、基本的にストーリーの流れがコメディ寄りなのか、控え目
なので、その分、少ない色場には力が入っているように感じた
しっかりとハッピーエンドで話をまとめているので満足っちゃ満足だが、続きが読みたいのも事実
この台詞を引用に選んだのは、普段、強気なキャラが不意に耐えきれず、漏らす弱気が好きなので、私が。誰でも持ってますよね、誰かを好きになったら、こんな自己中心的な感情

[わたし · ★★★★☆]

ぷく先生好きなので

ぷく先生の作品の中ではわりとストーリーが駆け足な印象。でもやっぱりほのぼのしていてキャラたちがかわいい。もう少し掘り下げていたら文句なしの⭐︎5でした。

＃ハッピー ＃癒やされる

[LARA · ★★★★☆]

いじめっ子？

攻めが好きな子に対していじめちゃう典型的な小学生男子です
素直になればいいのにーってなりながら読んじゃいます
受けの子もかなり天然なので伝わりません笑

どちらもあまり見た事がないタイプで面白かったです

＃胸キュン ＃ハッピー ＃癒やされる

[ブクログ · ★★★★☆]

Sっ気のある攻めがすきなこいじめちゃうお話。本番はしてないけど、えろというよりえっちですね。
学くんがダークホースでした。シャキンッ

[ブクログ · ★★★☆☆]

ぷくさんのCPって大体ちょっと怖くて優しい不器用な攻め×かわいくて警戒心の強いちょっとアホの子で、別に好みのタイプじゃないはずなんだけど毎回好きなんだよなあ〜〜
受けちゃんの吹っ切れっぷりと警戒心の強さと攻めのフツーにいい人な感じが良かった。
ほのぼのしてた。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ドS男子×美少年王子と銘打たれた割には好きな子をいじめたい子にすぎず、むしろ受けのMっ気の方が目立った感。
多少の暴力や首締めもあるのですが、なんとなく「ドSキャラだからと頑張って入れた」風に見えてしまいました。
1話はどきどきしたのに、やや肩透かし。
それ以外にも、受けが攻めを好きになっていく過程が唐突だったり、過去の出会いが小話以上のものになってなかったり、なんだかいろいろと惜しかったです。
終わってみれば受けと攻めは大変微笑ましく、よくも悪くも、いつもの奥山さんだなあという感じ。
しかしシリアスめの絵柄になる場面では受けは本当に美少年で色っぽく、攻めは三白眼の際立つ格好良さでどきっとさせられました。全体的にコメディタッチに落としたのがもったいないほど。
それと学くんがいいキャラしていたので彼の話を読んでみたかったです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

2021年9月再読。
片想いのイジメっ子系S×元いじめられっ子の吹っ切れ王子。

今やどちらの記憶にもない小学生時代に対して、あの中学期を経ての今のこの関係……結果としてWIN-WINだったのでは。
本人たちの認識より少し長いややこしめな関係が、対等な存在に落ち着いたことにほっこりとします。
今回も案外やさしい攻めと肝っ玉強か受けがぷくさんらしいです。