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ルンルン作品…それはキュートでファンタジックな幻想奇譚。でも、ふらりと立ち寄ると、とっても危険なポイズンワールド。それは、子供にはわからない…大人だけのお楽しみ。 不思議で怖い宇宙人の話、世界一切ないゾンビの話、ほか、珠玉の短編、全6編。
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Posted by ブクログ
中学生の頃に読んで以来ずっと心にある作品集 小学生新聞のルンルン先生と比べてずいぶんダークでびっくりしたけど、児童漫画でもざわざわする時があったので納得感もあった 「ないしょ」は切なくてかわいい
山本ルンルンの短編集。 どの話も好きだ。 特に最後に収録されてる「空色のリリィ」とか繰り返し読んでしまう。ゾンビモノで愛と哀しみ漂ってる。ゾンビがピアノとはオツですな。繰り返し読むうちに回想シーンで泣くようになってきた。 「ミス・シュワルツは絶望している」も、宇宙人が一見キュートなのに得体がし...続きを読むれなくて良い。 “ここではないどこかへの渇望”は創作でよく表現されるけど、それをこんなアプローチで見せてくるとは。 一番好きなのは宇宙人に語りかける場面。自分と重ねてるの切なくて人ごとじゃない。
ポップでかわいいけれど読み進めていくと予想以上にウッときます カバー裏がすごくかわいいい!あと未来処方箋でこっそりクラウドが・・・!
帯を外さない事をお勧めする 私は、この漫画を読み終わって、帯を付け直した もし、この帯の文句を考えたのが編集者さんなら、この人は山本ルンルンせんせいの魅力をよく知っているんだろう。どうやったら、買いに来た漫画好きの目を惹けるか、呼んだ人間を作品の味に浸らせられるか、悩みぬかなきゃ、こんなキレのいい売...続きを読むり文句は綴れまい 6つの話が収録されているが、どれも優しくて切なくて、だけど、しょっぱくて、キャラはそれぞれが納得できる形に納まっているが、読み手としては苦いものを胸に抱く羽目になる 『ないしょの話』 子供ってのは、打算で構築された悪意が芽生えていないが故に、大人からすればゾッとするほど残酷な真似を平然と出来るものだ ゆえに、愛おしく、慈しむべき存在なんだろうが 『ミス・シュワルツは絶望してる』 何処かへ逃げてしまいたいのに、自分から立ち去る勇気も湧かず、無気力に無感情で日常を浪費し、誰かに連れ去って欲しい、と見知らぬ他人に願うだけの毎日 だけど、非日常的な現実を目の前にしたら、自分の中の絶望の小ささを知る、人間は 『末来処方箋』 人生塞翁が馬って格言を、そのままブラックジョークも交えて漫画にしてる感じ ただ、自暴自棄の末に得られるのは、もしかしたら、幸福なんかじゃないのかも知れない きっと、それに気づいた時には、もう遅すぎるんだろう。そうなったら、もう、無力な人間はまた自暴自棄になるのか、それとも、不幸を跳ね返すのを諦めるのか・・・ 『ぼくのばら色の世界』 ある意味、他の短編より救われる感は漂ってるかな 少年は真実を知った、絶望もした、だからこそ、身近な人のさりげない優しさに気づく事ができ、自分なりの進み方を見つけられた 若い内の方が、人間は自分を自力で救う手段に気付けるのかもしれない 『シンシア』 口に虚を足して、嘘 虚ろな言葉を口から紡げば、その言の刃が傷つけるのは他人でなく、己の心 他人の紡ぐ真実すらも、偽りに聞こえるようになってしまうのが、嘘吐きに与えられる罰 『空色のリリィ』 帯に偽りなし 嫌悪すべき、腐ったゾンビが愛おしくなる内容 人が自暴自棄になって、逃げちゃいけない場所に逃げ込んでしまうのは、弱い生き物である以上、仕方のない話だと思う だけど、そこでだからこそ、気付ける大事な何かがある、と私は信じたい 姿形が変わり果てても、大切なモノを失ってなかったマックにケイトがそれを教えられたように ホント、自分の抱えている悩みに対しての答え、もしくはヒントを求めて読んでも、全く役に立たない だけど、自棄になっちゃいそうな人間には効果バツグンだろうな、ブレーキをかけるに違いない 舌の上で溶ける、シュワシュワと炭酸菓子よりも淡く解けていく、遅効性の毒を固めたマーブル状の飴玉のような漫画 読む際は、中毒にならないようご注意下さい・・・・・・グッドラック
201304/ルンルン作品はポップでキュートな絵柄とハートにキュンキュンくる物語で、いつも泣いてしまう。舞台はファンタジーな世界だけど、大事なことがたくさんつまってる素敵な作品。
遠巻きに好ましい絵柄だと思っておりましたが、 あがた森魚氏のベスト盤でのイラストレーションのお仕事にじっくり触れ 「あ〜いいな!」と思いましたので この本も読んでみましたよ、 期待を上回ってステキ素晴らしい、 どの短篇もお気に入りになりました。 帯から編集さんの作家愛も伝わるなあ、 って。 山本...続きを読むルンルンさんを何としても紹介せねば!って熱量ね、 》6つの「宝石」 或いは「毒薬」《 わたしには、 1ぺん死んでは甦る、 死と新生効能のある甘苦い「良薬」だったかな。 非実在を表すもの、ことと関わり 此の現実の足場を踏み直して歩かせてくれる、 そんなお話したち。 》世界で一番せつないゾンビ《な「空色のリリィ」、 しっかりゾンビ映画の悪夢感もありながら、 ゾンビ――リヴィング・デッドの意味もしっかり捉えて そりゃあ泣けました。
最初の話が最後のゾンビの話に繋がってるのかな、せつないです(,,Ծ‸Ծ,,)ちょうど同日に映画ゾンビーノを観たので似通った点にクスリとしました♥
さみしく切なく もちろん可愛い どれもいいはなし 泣けました。 そこはかとない孤独感
POP & CUTE な作画が素敵です。でもお話はほろ苦い。どの話の主人公もどこか寂しさを抱えています。心を揺るがす出来事があり、それで寂しさが解消されるわけではないのだけれど、心もち前向きな気分になって、また今日を生きて行く。 全6編。『ミス・シュワルツ』と『空色のリリィ』が好きです。
こんなに可愛い絵なのに、内容はシュール。そのギャップがすごくよかった! ルンルンさん好きにはたまらないですね!
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