極・妻【特別版】

日向唯稀

「指なんざいらねぇ、抱かせろ」美しすぎる組長代行・雫の純潔を奪ったのは、刑務所帰りの漢・大鳳。左頬に鋭く走る傷痕が色香を放つ大鳳は、弟の失態を詫びに訪れた雫を組み敷き陵辱した。『極妻』と噂されながらも実際は誰にも抱かれたことのない雫は、初めての痛みを堪え、泣き喘ぐしかできなかった。その上、自分が「初めての男」だと知った大鳳に求愛され、戸惑う雫。だが、組長である父が殺されかけた時、感情を抑えられなくなった雫の隠されていた秘密が明らかになってしまい―。

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 笠倉出版社
• 掲載誌・レーベル: CROSS NOVELS
• ページ数: 564ページ
• 電子版発売日: 2014年10月31日
• コンテンツ形式: XMDF
• サイズ(目安): 1MB

[aki · ★★☆☆☆]

極シリーズ

大鳳×雫。シリーズもの。左頬に残る傷痕を持つ刑務所帰りの大鳳。普段は花のようにたおやかで美しい雫。
内部抗争の最中、組長代行の雫は弟の失態を詫びに相手の組を訪れますが、そこで会った大鳳に組み敷かれた挙げ句に陵辱されてしまい……。
初めてだった雫は必死に痛みを堪えますが、雫が許嫁だと知った大鳳に求愛されるも当然ながら戸惑う雫。でしょうね……と思います。無理矢理なのが微妙。そんな状況でくっつく二人に？？
組長である父が殺されかけた時、感情を抑えられなくなった雫が大暴れ。キレたら一番強いのが雫なのは良かったです。
脇役として登場した佐原がいいキャラ。歯に衣着せぬ物言いで清涼剤でした。しかし、混乱しそうな程の脇役がいっぱい登場。正直主人公たちの存在を薄くしたと思います。
男ながら人妻とか嫁とかがまかり通っているBLヤクザ。突っ込む人はこの作品では見当たらず……。それから、キャラの心の声が『』なのは読みにくいのと、表紙が異常に小さかったです。中のイラストなし。