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Posted by ブクログ 2015年07月23日
おもしろい(興味深い)小説である。どの文字(中国の漢字、日本の漢字、ひらがな、カタカナ)をどのように配置(本文か、ルビか)するかによって、同じ出来事を描いても、全く見え方が異なるし、読み手の頭の使い方も変わる。(漱石が明治時代にやったことと同じと言えば同じなのだろうが、今までに無い角度で漢字仮名交じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月14日
もちろん、漱石の「吾輩は猫である」をもじった題名。
漱石のが、明治後期の世相・文化批評なら、こっちは、
平成の日本語、日本文化批評。カタカナ語のおかしさとかを
同じことを表す中国語(漢字表記、私は正確な発音を
知らないのがちょっと残念)を用いることで、チクチク。
ただ、量的に物足りない。もっと展開し...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月02日
2014年群像新人文学賞受賞作であり、先日の芥川賞候補作となった作品(受賞はならず)。著者のデビュー作。
日本語を学んでいる中国人の友人が「日本語はとにかくカタカナがやっかい」自分の日本語レベルで読める小説はないかと聞かれ、ひと昔前の小説を渡した。すると今度は「カタカナが少ないのは良いが、時代遅れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月12日
第57回群像新人文学賞受賞作品。
思わず吹き出しちゃったくらい笑えるユーモア小説。
日本語を学ぶ中国人向けの日本の小説を書こう、というコンセプトで書かれた小説であるとのことだが、逆に日本人にとっても中国語を学ぶというか親しみをもつのにいい小説なのではないかと思った。
中国人にとってカタカナはかくも...続きを読む
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