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足踏みの毎日を変えるのは、私たち自身。
何があっても―大事なことは、自分で決める。
月刊「ヒーローズ」第一回新人大賞を受賞した、期待の俊英、初の単行本化。
“外の世界”を夢見る娼婦・アリシア。
彼女は、客としてやってきた殺し屋・エドに、ある“秘密”を握られてしまう (表題作『coyote』)
死んだ父は、偉大なるヒーローだった。
その呪縛に捕われ続ける兄と、ひきこもりの弟。崩壊寸前の家族。
そして“何者でもない”あたしは―…。 (『≠kids』)
この街のどこかで、居場所を求めて生きる人々を描く、四作を収録した著者初の短編集。
生きることに手を抜けない人たちが、ここにいる。
Posted by ブクログ 2014年03月12日
“「あたしは…あたしはそんなの嫌だ…
自分の価値がそれだけなんて…だから
兄さんを助けに行く
もう逃げたくない」”[≠kids]
恰好いい。
表題作「coyote」の「よろしくアリシア」っていう台詞が好き。
“「それは…それって楽しいの?」
「……なに?」
「あんたはずっとそこにいていいの?
出...続きを読む
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