自由という服従

自由という服従

ビジネス・実用
770円 (税込)

3pt

3.7

「自由って、そんなにすばらしいことだろうか?」――ふとした疑問を元に、長年、自由と権力とについて考え抜いてきた著者がたどりついた結論とは? 自由論の決定版!

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自由という服従 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    われわれは「罪を犯す自由」を実は持っている。しかしそうしないのは、そうすることによって「自由」が奪われることを知っているからである。自由は不自由によって保証されるといえば、わたしの考えとかなり近い。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    第1章の最初の問いかけ
    「自由=幸せ」って本当?

    自由を「制約からの解放」と捉えるのは甘い!
    自由と服従とは表裏一体なのだ。
    自由だからこそ、人は権力にとらわれていく。

    0
    2019年12月27日

    Posted by ブクログ

    最近ニュースなどで、「自由」という言葉を聞くことが増えています。
    この言葉が用いられると、「良い」というイメージが付きまといます。
    しかし、実際には「自由」とは何かを真剣に考えることはあまりありません。
    本書は、「自由であるって、本当に幸せなんだろうか」という問題意識を提起するものです。
    「自由である」ということは、自分に選択肢が与えられるということであり、
    したがって、他人がその人となりを判断できることになります。
    著者は、身近な題材・ユニークな題材を用いて、自由と服従(従属)の関係を類型化しようと試みます。
    「人は、自由であるがゆえに、知らず知らずのうちに、他人の評価を気にし、それに服従している」というのが、著者の主張です。
    つまり、「自由」は肯定され、「服従」は否定されるべき−そんな単純な図式を否定するのです。
    非常に興味深いです。
    ただし、「自由」と「服従」とを表裏一体のものと主張してきた著者が、後半には「服従」だけを無くそうとしている点などは、前半の論旨と多少の食い違いがあるように思われます。
    最初にも書きましたが、「自由」が至上のもののように扱われている時代だからこそ、
    その「自由」とは何なのかを冷静に見つめたいと思います。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    自由と服従との交錯した関係について論じている本です。

    ただし本書は、現在でもときおり見られるフーコーの亜流のような、観念の操作によって近代的な主体性の陥穽を考察する本ではありません。社会状況の単純なモデルを想定し、簡単なゲーム理論の手法を用いて、自由であることが服従へとつながっていく理路が存在しうることを指摘しています。

    とりあげられている題材には、サッカー日本代表の選抜をめぐるトルシエ監督と中田英寿、中村俊輔の駆け引きのほか、小笠原祐子の『OLの〈レジスタンス〉』(中公新書)や江原由美子らによる男女の会話についての権力分析、岸政彦による建築労働者の参与観察記録などがあり、読者の関心を引く工夫もなされていて、読みやすい本になっています。

    0
    2017年12月16日

    Posted by ブクログ

    他人が自分を評価しないことを受け入れることができない限り、つまり他者はいつだって自分を評価してもらいたいと考えているか限り、かえって自分は他者に縛られ、自由でありながら、自由をうしなうことになる。

    ポストモラトリアム時代の若者たちにも通じる。
    スティグマから逃れることも難しいが、それを幻影と考えてみるのも手である。

    0
    2013年06月28日

    Posted by ブクログ

    なんとなく生きづらい、と思うことがあれば読んでほしい。
    第1章と第6章を読むだけでもかなり救われる。モデル化した上での分析はいまいち腑に落ちなかったけど、結論として言いたいことはよくわかる。
    自分が自由な社会の中で、なぜこんなにももがいているのかがわかった。

    ちなみに、第5章はエスノグラフィーをベースにしてあるのでとてもおもしろかった。読んでいるだけでその世界に足を踏み入れた気分を味わえるのって、いい。

    0
    2012年09月11日

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