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古代、神と人とがまだ近しく生きていた時代。失踪していた昼女神が戻り、天葦原に日の光が戻った。だが東の辺境は人間たちの争いが絶えず、混乱していた。水派の巫女・玉藻は、敵対する豪族・若武王と和睦を結ぶために嫁ぐことになり、ずっと慕ってきた兄・岬への想いを秘め殺す。しかし婚礼間近のある夜、反乱が起こり、玉藻に危険が迫る。岬は獣と化す呪いを受けて苦しみながらも、玉藻を若武王のもとへ送り届けようとするが?
◆◇◆作家先生より特別コメント頂きました!◆◇◆
こんにちは。改めて本作を読み返してみましたら、重度なブラコンの妹と、これまた重度なシスコンの兄の、お互いを思いやる涙ぐましい物語でした。このお話の神様たちは、好き勝手振る舞うかなりのポンコツ揃いですが、前作の「神ノ恋ウタ あめ つち ほし そら」に登場した炬(かがり)も、主人公たちのお助け係として頑張っています。通勤・通学・デートの待ち合わせ時間、そして秋の夜長に、……このお話をお側に置いていただければ幸いです。
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惹き込まれました
ものすごく人間味のある神々で、でもスケールはとても大きい物語でした。二冊とも、ちょっと恋破れた側がなんだか救いが無いのが残念でしたが(個人的な心情としてですが)物語としては大満足です。
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