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先行き不透明な現代社会で、何かを「決める」行為は、人にストレスを与える。一つを決めることは、他を捨てることだからだ。その不安が人を迷わせ、迷えばさらに不安が増す。どうしたらこの悪循環を断ち切れるのか? 「決められなさ」の背後に潜む病理を解きほぐし、迷いや不安との対峙の仕方、決断力の育み方を探る。
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Posted by ブクログ
「決められない!」というタイトルも面白いが 帯もなかなかいい。 「なぜ迷うのか?」不安⇒決められない⇒もっと不安! 悪循環の連鎖を断ち切るための処方箋。 タイトルや帯に負けてしまう内容もある中、この本は期待を裏切らず、現状分析⇒原因⇒処方箋へと話が進んでいく。 誰しも思い当たることがあるのではない...続きを読むか・・と納得。 ”不安に向き合うことは、とりもなおさず「待つ」ことである。”うーん、この1文は、なかなか奥が深い。瞬時にして情報が得られる現代にあって、「待つ」ことは、本当に難しいことだ。不安を感じて焦ってしまうのでは、チャンスを逃すことにもなりかねないということか・・。 不安との付き合い方を理解し、迷いが自分を成長させていくのだと信じたい。
目次 第1章 決められないこどもたち 第2章 決められない大人たち 第3章 分からないということ 第4章 なぜ決められないのか 第5章 自分とは何か 第6章 決断の力を育てる
決められないまま大人になる私。人が自分の判断で全てを生きていくのはとても大変だということが分かった。私が今までを自分で決めて生きてきていないと分かっただけでもまだいいのかな。
自分自身が決められない人間である。そのためこれはまさに自らを掘り下げ理解するのに有効だと思った。選択することがストレスとさえ感じられる、悪循環の存在が明らかになる。そこには決断による自分が受ける評価がいかようであるかを気にする背景があったりする。人間の執着が悪循環の一要素であることが知れる。その他に...続きを読むも載っていた気がする。
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決められない! ――優柔不断の病理
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清家洋二
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