中国で勝つ １０の原則と５０の具体策

尹銘深

中国でビジネスを成功させるためにはどうすればいいか。日中経営者フォーラムで日本の大企業の社長たちを感嘆させた中国最高のコンサルタントの教えを、本邦初公開。

【主な内容】
原則1 日中市場の特質、マネジメントスタイルの違いを理解した上で行動する
原則2 日本で成功したビジネスモデルをそのまま中国に当てはめてはいけない
原則3 激変する現代中国の実像をつかみ、先見の明を持つ
原則4 さまざまなステークホルダーの需要をとらえ、矛盾の中でバランスをとる
原則5 日本本社と中国現地法人が一体となり迅速に取り組む
原則6 現地人材を惹きつけ、魅了し、やる気にさせる
原則7 迅速かつ賢明な意思決定をし、戦略的に行動する
原則8 情に流されない
原則9 商談、交渉においては、周到な準備をした上で根気強く駆け引きをする
原則10 中国社会の動向を把握し、リスクに備え、公的危機を最小化する

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 経済
• 出版社: 東洋経済新報社
• ページ数: 200ページ
• 電子版発売日: 2014年04月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★★☆]

日本史式は通用しない。当たり前のことを、事例を通してよく学べます。地域ごとの人々の思考の違いなども参考になりました。

[ブクログ · ★★★★☆]

•複雑な中国に対する詳細な調査の重要性
•中国別カテゴリー分けと今後台頭する中間層/3.4級都市への日本企業の優位性
•中道を探す中国式マネジメントアプローチ
•軽視しがちな、中国での人脈或いは人間関係形成コスト。一方で組織ではなく個人に向く忠誠。
•競争が激しく変動の大きい中国市場で勝ち抜くための横統合と大中華圏（大陸、台湾、香港）統合と、スピーディーな意思決定の重要性（日本の4倍のスピードでの決定が必要）
•中国人と日本人の思考の違いを常に意識し、入念や準備とシュミレーションとスピード感を持って、中国とのタフな交渉に挑む
•対話と寛容の重要性

[ブクログ · ★★★☆☆]

■中国
1.中国ビジネスを始める日本企業の多くは、弁護士などの仲介に頼る。だが、個々の信頼関係を重視する中国では、相手と直接やりとりして信頼関係を気づくことが大切である。
2.日本と違い、組織に対する忠誠心がない中国では、個人の人格的魅力や実力で従業員の忠誠心を得なければならない。

[sawagenki · ★★★★★]

中国を本質から理解できる本です

中国に関連する本を数十冊読んでいますが、この本が一番良かったです。
今までの本と違ったのは、日本と中国の様々な違いを図を使って分かりやすく説明していて読みやすかったですね。それが中国の本質を如実に描いていました。
中国でどうやって戦略をたてたらよいか、どうやって中国人と交渉するのか、どうやって人材を惹き付けて集めるのかという記述が、日本人には思いもつかない視点から書かれていて、「目からうろこ」という感じです。
また、データが豊富にあり大変に勉強になりました。データがあると説得力がありますね。
　中国ビジネスに関連している人は必見だと思います。ビジネスに関連した方でなくても、中国に関心のある方は中国を本質から理解できるので、お勧めの一冊ですよ。