無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
推理小説家の著者が海に憧れ乗り込んだのが、東京大学海洋研究所調査船・白鳳丸。ニホンウナギの産卵場所を探しての探索行。
ひたすら海に憧れ「マグロ船にでも乗り込めないか」と思案していた著者が、どういうはずみかニホンウナギの産卵場所の調査隊に参加してしまう。最初は「とにかく海に出たい」というだけの気持ちだったのが、どんどんウナギにのめり込んでいってしまうのが面白い。
『ドクトルまんぼう航海記』に憧れていたと本人が書くだけあって、文体的にも雰囲気的にもちょっとそれを感じさせる。やや古風な表現もあって、そのへんはすきずきかもしれない。
ただの航海記ではなく、「冒険」を求める少年のような熱情が非常に感じられる。著者は60歳を過ぎているのだが、その年齢を隠すことなくこの「冒険」を楽しんでいるし、何故もっと早く「冒険」を求めなかったのか、自分の持つ時間の少なさを嘆いてもいる。とにかく、ストレートに思いが伝わってくる。帯に「汗と涙と笑いの冒険ドキュメント」とあるのだが、まさしくそう。笑えるし、泣けるし、実際クライマックスはちょっと感動してしまった。
「うなぎもの」というと青山潤『アフリカにょろり旅』という傑作があるが、その青山氏も同じ船に乗り込んでバンバン登場する。解説も青山氏である。
「うなぎもの」にはずれなし!といいたい(2冊しか読んだことないけど)。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸