ナリユキまかせの天狗道 2

弐篠重太郎

月輪の天狗面―――それは天狗力を使って魑魅や悪霊を生み出す日輪の天狗面の対となる忌まわしき存在。そんな面を持つふたりの美女天狗「嘉弥山桜火」と「杜弥山雨瑠」が現れた。さらなる誘惑が成行を惑わす!!

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 電撃コミックスNEXT
• 電子版発売日: 2015年02月26日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 64MB

[ブクログ · ★★★★★]

これまた、全２巻ってのはもったいない作品
まだまだ、作中の二大ヒロインである次郎ちゃん、桜火ちゃんのおっぱいと同じく、豊かな膨らみのあるモノになりそうだったのに残念だ
弐篠先生が振り切り過ぎたのか、それとも、ハッチャケが他の作品と比較して足りなかったのか・・・・・・
内容が内容だから前者かもなぁ
どんな内容かと言えば、まぁ、男の夢そのものが漫画になっている、そんな感じ
ラッキースケベが連チャンする毎日、男ならば誰だって憧れだ
ヒロインがファンタジーっつーか、日本妖怪の代表格である天狗ってのもまた、個人的に満足。しかも、エロい容姿をしてて、性格は素直で純情、最高じゃないっすか？！
主人公の成行も、色んな意味で男らしく、尊敬に値する。下心で動き、エッチいハプニングに積極的に巻き込まれるために、体を張り、命を懸け、男気を燃やせる奴に悪い奴はいない、多分っっっ
過激だが、淫ら過ぎない描写も多い点も、この作品の魅力だが、やはり、私的にストライクだったのは、スケベだがやる時はやる成行に、次郎が次第に興味を持ち、惹かれていき、淡い恋心まで持ち始めていき、そして、ついには大胆な行動にまで出る、ラブコメ展開がしっかりと手を抜かずに描かれているトコだ
次回作も是非、人間と人じゃない美少女のドタバタラブコメを描いて欲しい。個人的には超絶的に強いけどぼんくらのフリをしている侍と、自分の強さを磨く事しか頭になくて種族関係なく喧嘩を売りまくっている竜っ娘のカップリングで（笑）
どの話もグッと来たが、やはり、一番は今後が気になるハッピーエンドで作品に幕を引いた最終話「ナリユキまかせの天狗道の巻（後編）」だ
この台詞を引用に選んだのは、正に「必殺技」だったから。世の父親を殺すにゃ刃物はいらぬ、娘からの冷たい一言があればいい、だな・・・