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素直さが異常の域に達している小学五年生・御名方リント。そんなリントをとりまく面々は逆にクセのある奴らばかり。年代性別飛び越えて、果てには宇宙人や神様も…!? 愉快な面々が不思議な魅力満載の町芦原市を舞台に思いっきり楽しみまくる、超実験的ジュブナイル!!
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Posted by ブクログ
懐かしい系少年少女ジュブナイルとマニアックなパロやうんちくの数々(アニメ、孔子、バイク、etc)。 このうんちくが、分からなければ分からないでなんか自分の知らない世界の話をしている感が心地よかったりする。
作者のこの知識量は一体何なのか 地球外生命体も出てくるけど、そんなの話の本筋には全く関係ないっていうか、「ああそういう設定だったね」みたいな扱い。 随所に現れる「広範囲かつマニアック」なネタがわかればニヤニヤしながら読める。「ラジコンが本業の人」とか「ブーバとキキ」とか。 あと作者の描く小中学生はな...続きを読むんかエロい。
表紙の絵柄を見て正直読む前までは、「オタク向け記号だらけの無内容の萌え漫画かな」とさほど期待していなかったのだが、読んでみると意外や意外、面白い。 非常にカテゴライズしにくい漫画なのだが、小学生の男の子「御名方」とその友人や兄弟が過ごすのんびりとした日常を描く作品。 こう書くと単なる「よつばと」...続きを読むの真似のようだが、その「日常」というのが、小学生が山に遊びに行ったり学校でプールに入ったりという「子どもの視点の日常」と、彼の兄貴がバイクやらアニメやら釣りやらオタク趣味を楽しんだりする「オタクの日常」と、宇宙人やら山の神やら現実にはありえないものが当然のように共存して主人公とからんでくる「非日常」が共存する不可思議な世界。 この漫画のキャラクターはそれを「不思議」とも「異常」とも捉えずにたんたんと対処し、普通に生活している、といったような不思議な漫画。こういった日常と異常が共存し、登場人物がそれを不思議に思わず淡々と生活している、という漫画は実は諸星大二郎の「栞と紙魚子シリーズ」が一番近い。あれも主人公の栞は普通の人間だが町内では段先生の奥さん(巨大で異様な外見の異界の生き物)だったり、化物や妖怪が普通に生息していて、栞たちはそれにさして違和感を抱かずに平気で会話をしていたりする。 この作者も諸星大二郎からの影響を隠すつもりはないらしく、作品中に途中から出てくる稲羽信一郎という文化人類学の学者は、諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズの主人公、稗田礼二郎とそっくりなパロディキャラになっている。 とはいえ、諸星大二郎を期待してこの漫画を読むとちょっと別物としてがっかりするかもしれない。これはあくまでよつばとのような、特にテーマやストーリーのない「日常をダラダラ描く系漫画」であり、さらに作者の多くのオタク趣味をすべてぶちこんでいる、感じ。「諸星大二郎風味」というのも結局それらの作者の「趣味」のひとつにすぎないのだ。特に作品に統一したテーマがあるわけでもないし、大きくストーリーが展開するわけでもない。とにかく作者の興味のあるものを日常系の中にすべてぶち込んだ「がらくた」なのだ。そういうテーマのないごった煮を、テンポの良い会話と器用な絵柄でつるつると読み進めさせるのはこの作者の器用さだ。 作者がこの漫画にぶちこんでいる趣味(私が分かる範囲) ・バイク ・アニメ ・鉄道 ・自転車 ・釣り ・小学生の女の子 ・中学生の女の子 ・諸星大二郎 ・民俗学 ・おいしい炒飯の作り方 ※主人公の名前の「御名方(みなかた)」は日本書紀に出てくる神の建御名方神(たけみなかたのかみ)をもとにしているのは間違いないだろう。 誰にでもオススメできる漫画ではないが、個人的にこういう漫画は他では見たことがないので、好みは分かれるとは思うが一読をおすすめしたい。
"宇宙人"×"民話"×"自然"×"バイク"×"ジュブナイル"といった感じのマンガです。 今風な田舎の景色というか、現代でいて現代でないような不思議な雰囲気。(狙ってやっているのかいないのか解らない...続きを読むが・・・。) "大石まさる"とか好きな人にオススメです。雰囲気がすごく好き。
"宇宙人"×"民話"×"自然"×"バイク"×"ジュブナイル"といった感じのマンガです。 今風な田舎の景色というか、現代でいて現代でないような不思議な雰囲気。(狙ってやっているのかいないのか解らないが...続きを読む・・・。) "大石まさる"とか好きな人にオススメです。雰囲気がすごく好き。
皆さんレビューで書いていますが不思議で説明がむずかしい、さまざまな面の魅力を持つ作品。 解釈は皆さんあるかと思いますが私は、ああこれは御伽噺の住人達の普段の日々を綴った日常なのかなと感じました。 お爺さんやお婆さん、村の童達の日々が数百年、千年すすみ現代まで続いた並行世界。 科学技術が進みそれぞれの...続きを読む身分は変わってもやはり毎日御話のタネとなる出来事は何てことない日常として起こっている。 舞台の街でなくともいつかこの世界から次の御伽草子が生まれると思うとなにかワクワクしてきます。
宇宙人とか神さまとか、あと特急にごりとか(笑) 不思議に飽きない。どこか懐かしい。子供のときにわくわくして読んでいた本みたいな?
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山田穣
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