いつか王子様が ～グランディエ公爵の遺言～

日向唯稀

長らく行方知れずになっていたグランディエ公爵家の跡取りダグラスを見つけ出し、身分を隠して所属している騎士団をたずねたジュリアンは、運悪く刺客と疑われて純潔を奪われてしまう。翌朝、誤解が解け、ダグラスも後悔におそわれるが継承問題のため、ひとまず一緒にグランディエ領に向かうことにした。野蛮人だと思っていたダグラスの行く先々での頼もしさにジュリアンはドキドキし始め……。

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: コスミック出版
• 掲載誌・レーベル: マリーローズ文庫
• ページ数: 311ページ
• 電子版発売日: 2014年03月14日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 8MB

[ブクログ · ★★★★☆]

最初、ダグラスとジュリアンが出会ったシーンとか、ダグラスを説得しようと彼の部屋に行ったジュリアンにとった行動とかは、正直えーって感じでしたけど、その後の展開とかはよかったと思います。

ジュリアンがほんとに純真無垢で、そんな彼女の無意識の行動に振り回されたり、彼女の周りの男性陣に警戒してたり、後半にいくに従って、ダグラスがいい男になってきました。

最後に出てきた王子様も真相が明らかになると、ハッピーエンドになっちゃいますし、これはこれで十分楽しめたと思います。

残念だったのは、イラストでしょうか。
マリーローズ文庫のイラストはイマイチな人が多いように思いますが、これも中のイラストがイマイチだったんで、絵師さんが別ならもうちょっと違っていたかなって思いました。