ロボ娘のアーキテクチャ （３）

山東ユカ

9億の娘。おもちゃ業界のヒット商品になるのが夢なんだよー。見た目キュートな女の子・クォークはなんと開発費9億のロボットなんです…!

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 竹書房
• 掲載誌・レーベル: バンブーコミックス 4コマセレクション
• ページ数: 118ページ
• 電子版発売日: 2014年12月11日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 37MB

[ブクログ · ★★★★★]

主役は、人間でなく、高性能の美少女ロボ
ただ、それだけなら外してない定番のキャラ設定ではあるが、開発費用が９億円ってリアルな金額が出ているので、ありきたり感が払拭されている
一般常識がまだ完全にはインプットされておらず、語彙も少なく、誤変換は多く、本当にロボ？と疑いたくなるだけの毒をたまに吐くクォーツが実に可愛い
また、彼女の周りにいる人間も、一癖ある、強烈な自己性の持ち主で、そんな彼らの日常と、テンポの好い掛け合いは読み手にグダグダ感を与えない
画力も割と高いので、四コマ漫画としての質は低くない。けれど、やっぱり、しみじみ思ってしまうのはアニメの方が、この作品の魅力は引き出されるのではないか、って事
ロボっぽくも、ほぼ人間に近い動きを魅せるクォーツを見てみたいトコ
個人的に好きなキャラは、管さん
天才である分、天然ボケの性質が強く、唯我独尊＆傲岸不遜を背負ってマイウェイな伊知子より、素っ頓狂な言動が目立つトコに、山東先生、キャラ作成の肝を知ってるな、と思う