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ウイスキー2本と交換した染付大皿には3億円の価値が。ボールペンで手に入れた香合の逸品は、日本にまだ3つしかないものだった。サラリーマン生活にさよならして、山越えて駆けめぐった東南アジアの僻地。ゲリラに狙われ、スパイと間違われ、丁々発止の駆け引きの末に見たのは、驚くべき秘宝の山だった。※本作品は2001年11月刊行された『骨董ハンター南方見聞録』を改題し、新たに写真を加え再編集したものです。
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Posted by ブクログ
ダツサラして、骨董ハンターになった作者の話。インディージョーンズの日本人版。今はもうこんな話はないのかもしれない。でも、海外、特にアジアに行ったときに感じる匂いを感じる。その匂いは、実際の匂いであり、空気感であり、現地の人の生活感だと思う。そう感じさせるのは、作者の文章が、骨董品に向いているのと、同...続きを読むじくらい、またはそれ以上に、現地の人に向けられているからだと思う。
『骨董ハンター南方見聞録』を文庫化にあたり改題したもの。正直どっちもどっちのベタなタイトルであるが中身はさにあらず!インディジョーンズ顔負けの冒険談に溢れている。著者は東南アジアを拠点とするトップ骨董バイヤー。お宝の噂を聞きつければどんな僻地だろうが内戦地だろうがとにかく駆けつけ現地で直買い付け。...続きを読むそのやり取り、”堀師”と呼ばれる発掘のプロ達との交流が実に面白い。骨董は正に命がけなのだ。
島津法樹著「魔境アジアお宝探索紀 骨董ハンター命がけの買い付け旅」プラスアルファ(2004) 意外とロマンあります。ウイスキー二本と交換した染付け大皿に三億円の価値が。ボールペンで手に入れた香合の逸品は日本にまだ三個しかないものだった。サラリーマン生活にサヨナラをして、ゲリラに狙われ、スパイと間違...続きを読むえられ、丁々発止の駆け引きの末にみたものは、驚くべき秘宝の山。新しい人生の可能性に賭けようとするすべての人に心踊るアジア冒険談です。個人的に好きですねこういうの。
骨董ハンターとして著名な著者が1960年代後半から1970年代にかけてアジア東南アジア各地で、骨董買付けを行った際の苦労話云々。今と違いインドシナはベトナムはじめ紛争続き、ミャンマーは鎖国状態での買い付けは危険でる一方、市場が荒らされていない状態。発掘人、仲買人、骨董屋とネゴりながら買い付けしていく...続きを読む。あえて骨董そのものの説明を最小限にとどめ、そういった交渉事をメインに書く手法は、好き嫌いもあるでしょうが、当時の雰囲気が伝わってきて、なかなか面白いと思います。
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