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こんな心理学があったのか! 「人は、なぜ○○するのだろう?」――描いて・視て・考える『視考術』という手法により、行動分析学から人間行動の本質に迫る。
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Posted by ブクログ
行動についての「なぜ」を、行動分析学に基づく「視考術」という手法で考察する、という本。ものすごく勉強になった。
性格、道徳心といった、一見すると行動の原因と思われるものは、あくまでも状況の言い換えに過ぎない。 ある行動は、先行事象や、後続事象による強化や弱化(随伴性)によって生じる。 筆者の言葉を借りれば「行動は随伴性そのものによって生じる」のである。 性格や道徳心の有無ではなく、行動の前後の環境が行動...続きを読むを決定すると考えることは、現状を改善するという建設的な思考を促すことになる。
行動分析学的「視考術」の利点を日常的な豊富な具体例から説く。 心のコントロールがうまくいかずに悩んでいるときには、心をわきに置いて、行動や環境を「見える化」して考える、こういった理性的なやり方が効果的だと思う。 心のもやもやを晴らす効果がありました。(^^)
本書も「行動分析学」の本です。行動の原因を,心や性格に求めるのではなくて,行動と環境の関係に求めていく。その学問的な捉え方を,具体例を通して解説しています。「視考術」という創作語?が,なんとなくストンと腑に落ちる。 血液型性格判断がまことしやかに語られる日本の社会だが,科学的ではないはずのその...続きを読むパターン化が人をして「合っているかも」と思わせるのはなぜなのか。これを視考すると,おもしろいことが発見できる。 また夫婦げんかの元になるあの批難するような言葉遣いと,無視するような態度がどうして起きるのか。視考術を使うと,面白いものが見えてくる。 とにかく,あの人はこんな性格だから,とか,いつもそうなのよ…とか,決めつけることのないように,しっかり行動分析学で学んだ「視考術」を行使していきたいものである。 次回は,スキナーの本取り上げることにする。 次回の本で、一応「行動分析学」については取り上げるのはおしまい。
行動分析学の課題分析に特に焦点を当てた書物。 「視考しようとする行動の先行事象と後続事象をできるだけたくさん書き出し、それぞれが行動にどのように影響するか考えていく」、というのはふだんでもかなり使えるアイディアのように思う。 視考しようとする行動の先行事象と後続事象をできるだけたくさん書き...続きを読む出し、それぞれが行動にどのように影響するか考えていく。 先行事象:テーマが起こるきっかけ 行動を増やしそうな後続事象には↑を、行動を減らしそうな事象には↓を、影響しなさそうなら―をつける。見当がつかない場合は?を。 随伴性、あくまで行動と環境変化との関係である。 行動は随伴性を知っているから生じるのではない。行動は随伴性そのものによって生じるのである。 カウンターコントロールはどうすれば抑えられるのか。もっとも単純な解決策は支持しないでも行動が生起するように随伴性を工夫することである。 (便器の蠅マーク) 他社が介在せず、行動をに後続事象が自動的に続く随伴性を、「行動内在的随伴性」とよぶ。これには他者が介在しないからカウンターコントロールを惹起しない。
表題の問いに対して「ずばら」だから、とか「B型だから」という答えを返す人、必見の一冊。 行動分析学の入門書というのではなく、「行動分析学」を行う人がどのようなアプローチで物事を考えるのかを示した内容になっている。 基本的に分析というアプローチなので、人の行動の原理つまりブラックボックスの中身を解...続きを読む明するような方法論は採らない。単純にインプットとアウトプットを観察することによって、どのようなインプットでどんなアウトプットが出やすいのか、を注意深く観察し、仮説を立てる。 この手法であれば、問題に対する具体的な行動を考えやすくなるというメリットがある。「性格」を変えよう、という曖昧なものではなく、出かける前に忘れ物がないように限界にお出かけセットを準備しておく、とか、優先座席だと一目で分かるように車内ではなく席のカバーそのものに「一目で分かる」区別を付けておく、というアプローチだ。 こういう実際的なアプローチによって解決できることは多い。人類が抱える問題全てを解決することはできないかもしれないが、日常的に応用できることは多いと思う。 まず、「行動の原因」を考える。そういうやり方を憶えるために適している本だと思う。
知恵袋的な生活テクニックを予想させるようなタイトルに見えるが、そんなレベルにとどまらない深い考察であった。
少し甘めの採点だけど、「行動分析学」は初めて読んで、割とわかりやすかったので。 途中で「江戸しぐさ」が”あったもの”として、現代のマナー(行動)と比べてるところは、随伴性の正否に関係はないけど、妙に説得力に欠けた。 原因を≪心≫に求めて「個人攻撃の罠」に陥らないために、「視考法」を使って随伴性を...続きを読む探っていく。 確かに、安易な思考停止に陥らずに、原因を想像し、具体的な対応策を取るために有用な分析手法だと思った。ただ、どうしても恣意的な分析になりがちなので、しっかりとした検証も必要なのだろう。
読みやすく、身近な事例に落とし込んである 行動の理由を性格や血液型のようなものとはせずに、明確な理由を見つけ出す行動分析学の入門書で教科書のような本だと思う
日本人にはあまりなじみのないスキナーという心理学者の唱える行動分析学の入門書。 とかく行動の責任を精神論や他罰的なものに求めがちなのに対し、手法などの方法論において解決しようとする姿勢が、とても勉強になった。
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人は、なぜ約束の時間に遅れるのか~素朴な疑問から考える「行動の原因」~
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