嘘つき同士

犬飼のの / 四阿屋晴

失踪した王女レイチェルにうり二つなことから、身代わりとして大国に嫁ぐことになった宿屋の倅・レイ。王女が見つかるまでとの約束で、王子ヴィンセントと三十日間の「白の蜜月」を王宮で過ごすことに！ その間は清い関係でいなくてはいけないはずが、レイの失態でそうも言っていられない状況に陥ってしまう。さらに、ヴィンセントのほうも何やら隠しごとがある様子で――？

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: プランタン出版
• 掲載誌・レーベル: プラチナ文庫
• ページ数: 304ページ
• 電子版発売日: 2013年12月06日
• コンテンツ形式: XMDF
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

犬飼さんは基本両片思いが多いので、いいですよね。嘘を嘘で塗り固めてってのが萌えです。嘘つき度でいったら攻の方が上なんですが、受の両親の秘密が最後に匂わされる形になってて納得です。そんなにうり二つがいるわけないですよね。

[ブクログ · ★★★☆☆]

身代わり花嫁もの。
苦手要素ぎっしりかと思いきや、案外普通に読めました。
受の性格まで女の子じゃなかったのが良かったです。
ただ、タイトルとあらすじから結末が完全ばれっばれなので、
その辺なんとかして頂きたかったです。
円満ラストを迎える為の布石が、序盤から丸見えだったので、
本の厚みが苦痛でした。

双子のエピソードを攻が語るあたりから、なんとなーく
受と王女の関係についてもピンときちゃったりして
少し物足りなかったです。
タイトルあらすじさえ別のものだったなら、もう少し楽しめたかも。
厚みに対して内容がうぅん……という感じだったので、
★３つで。
あと文章は好みの問題なんですが、やたらめったら
難しい漢字を使うのは控えて欲しいです。
アホなもので、普段ひらがな表記されるものが漢字で
書かれていると、しばらくく頭をひねってしまい流れが途切れます。