これでもイギリスが好きですか?

これでもイギリスが好きですか?

ビジネス・実用
770円 (税込)

3pt

3.7

開催中のキャンペーン

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

いわく、「イギリスはゆとりの国」「大人の国」…。そんなイギリス礼賛の風潮はまだまだあるが、ちょっと待った。こういうのは、階級社会の「いいトコ」の不当な一般化にすぎない。「ゆとり」にしても、むしろ「あきらめ」の果ての境地というべきだ。歴史をひもとけば、ざくざく出てくる身勝手な悪行。なんで日本人はイギリスがそんなに好きなのか?好きならちゃんと現実から見習うべき。愛するがゆえのダメ出し、イギリス一刀両断。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

これでもイギリスが好きですか? のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これでもイギリスが好きですか?
    はい。好きです。

    イギリスが今も厳然たる階級社会であることは知っています。
    イギリスは紳士の国でありますが、労働者の国でもあります。
    ジェントルマンであることは、イギリスの文化や社会形式の中でのジェントルマンということであって、日本人からみたら、紳士的ではないこともあるでしょう。

    でも、子どもの頃から読み親しんできたイギリス文学がやっぱり好きなのよ。
    ディケンズ、オースティン、ブロンテ姉妹、コナン・ドイルにアガサクリスティー。
    音楽だってイギリスさ。
    ベイ・シティ・ローラーズもビートルズも〈普通は順序逆に書くと思うけど、許してね〉イギリスだもの。
    映画も「小さな恋のメロディー」とか「モンティ・パイソン」とかね。
    どれもこれも好き。

    だからこの本の最初の方、イギリスってこんなところの羅列はちょっとつまらなかった。
    どんなことでも良い面悪い面はあるもので、悪くとろうと思うといくらでも悪口は書ける。
    わかりやすいイメージという配慮なのかもしれないけれど、著者の個人的なエピソードが多く書かれているのも、却って趣旨がわかりにくくなっていたように思う。

    でも、日本とイギリスの、近代からの関わり方について書かれた後半は面白かった。

    明治維新のあと、イギリスを手本に近代化を進めた日本。
    そして第一次大戦の時には日英同盟を結ぶまでに信頼を得る事になった…と思っていた。
    けれどそれは信頼というよりも、遅れてきたドイツの帝国主義に対抗させるべく日本と手を組んだだけだ、と。なるほど。

    だから、第一次大戦のとき、日本もヨーロッパに派兵して闘えと要請した。
    「断る」
    だって日本にメリットないじゃん。
    メリットないのに血を流すわけないじゃん。
    その代わり、アジア周辺の戦いはまかせろ。
    「そんなことは頼んでない」

    双方の思惑が食い違った結果、大戦後、日本は孤立する。
    日本は当然中国支配を強めたいところだったが、アメリカをはじめとする「民族自決主義」が大勢を占めたから。
    約束が違うじゃ~んって思ったのは、やはりイギリスによって大戦に巻きこまれたイタリアも一緒。
    勝った暁にはダルマチア地方をあげるからさあ、とイギリスに言われて参戦したのに、終わってみたらユーゴスラビア独立してんじゃん。

    かくて、イギリスにいいようにやられた日本とイタリア、そしてヨーロッパ各国から寄ってたかって叩かれたドイツが三国同盟を結んでしまった。
    で、第二次大戦へ…。

    第一次大戦によって4つの帝国が崩壊した。
    ドイツ帝国、ロシア帝国、オーストリア・ハンガリー二重帝国、オスマン・トルコ帝国

    オスマン・トルコ帝国の崩壊の裏にもイギリスの影。
    アラブの独立を約束して、アラビアのロレンスを送りこんだのは有名な話。
    そして第二次大戦のあと、イスラエル建国でアラブの独立は踏みにじられ、今の中東の情勢へと続くのである。

    インドとパキスタンも、イギリスがインドを制圧する際に、ヒンズー教徒とイスラム教徒をいいように使い分けて煽り立て、今でも核でけん制し合う両国を作ってしまった。

    イギリスにスポットを当てて世界史を振り返ればそういうところなのだろう。
    けれど世界の情勢は、ただ一国の思惑だけで動くものではないと思うから、これも一つのものの見方として、覚えておく程度でいいと思う。

    イギリスは帝国の宗主国からアメリカのパートナーへ、最近はアメリカ主導の政策に振りまわされているようにも見えるくらい、かつての偉容は見る影もなくなってしまった。
    EUの中で一人勝ちしているドイツに対するわだかまりもあるだろう。

    歴史を知って、現在を見て、これからのイギリスを見ていこう。
    だって、それでもイギリスが好きだもの。

    0
    2016年03月05日

    Posted by ブクログ

    イギリス=紳士の国だと思っている私のような人が読むと、何故日本人はそのように思うのか、実際にはイギリスがどのようなことをこれまでしてきたか、これら津々浦々な話がデラックスフルコースで用意されており大変楽しめました。著者の語り口が気に入ったので、別の本も探してみたいと思います。

    0
    2011年11月08日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    いわく、「イギリスはゆとりの国」「大人の国」…。
    そんなイギリス礼賛の風潮はまだまだあるが、ちょっと待った。
    こういうのは、階級社会の「いいトコ」の不当な一般化にすぎない。
    「ゆとり」にしても、むしろ「あきらめ」の果ての境地というべきだ。
    歴史をひもとけば、ざくざく出てくる身勝手な悪行。
    なんで日本人はイギリスがそんなに好きなのか?
    好きならちゃんと現実から見習うべき。
    愛するがゆえのダメ出し、イギリス一刀両断。

    [ 目次 ]
    第1章 さまざまな顔を持つイギリス人
    第2章 イギリスびいきは「片思い」
    第3章 「ゆとり」の正体
    第4章 なんたる身勝手な「同盟国」
    第5章 テロの遠因・大英帝国
    第6章 少しは反省したらどうだ
    第7章 英語ペラペラは偉いのか
    第8章 好きならちゃんと見習うべき

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2011年05月29日

    Posted by ブクログ

    確かに!!!てすごく納得してしまいました。
    イギリスにいるだけにもうそれはもう太鼓判をおしてもいいくらいに。

    ってかこれ読んで思ったんだけどほんとに日本人ってイギリスにユメみてるなーって。

    イギリスは幻想に世界じゃなくって、日本と同じ国なのに・・・
    っていつも人のイギリスに対する感想?聞いてて思います。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    筆者の史観や思想は少し偏りが激しく感じたが、「紳士の国」というイメージの英国は、狡猾な外交の歴史やガチガチの階級社会を持っていることは紛れもない事実である、ということは考えさせられた。

    0
    2018年05月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イギリスって良いイメージが大きい気がする。
    テレビや雑誌は勿論、近くないからこそ想像とか憧れやすいし。

    読んでるとイマイチ理解出来ないイギリスが見えてくる。

    階級社会や人種問題考えてみれば当たり前な事だけど、英国紹介もので出てくることはほとんどない。
    ダウントンアビーでは出てきてたけど。

    例えに出てきた北朝鮮と韓国にびっくり。
    北朝鮮は資源に恵まれてて、工業基盤があって、対して韓国は政府が若い韓国女性を日本に送り込んで風俗産業で働かせ外貨を稼いでいた。慰安婦とか言いながら、韓国エゲツな!

    あとは戦争関連の話題かな。
    英国に限らず、立ち回りが上手くないと戦争や、経済で勝ち残れない。負けたとしても上手く立ち回れば勝ったことになる。
    上手く立ち回るのに必要なのが、根回し

    アウシュビッツのモデルとなった強制収容所は英国が第二次ボーア戦争で建設したって。

    0
    2016年09月10日

これでもイギリスが好きですか? の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

平凡社新書 の最新刊

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

林信吾 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す