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「えーっ,煮干しの解剖?」
そう,この本で解剖するのは,料理のだしに使う,そのまま食べてもおいしい,あの〈煮干し〉。カタクチイワシという魚の〈煮干し〉です。といっても,特別な道具はいりません。大きめの煮干しが数匹,そしてこの本があれば,あなたも魚の体についてたのしく研究することができます。
この小さな魚から,生きものの体と暮らしについていろいろなことが見えてきます。もちろん,解剖したあとは,おいしくいただきましょう。たかが煮干し,されど煮干し。目でも口でも味わいつくす煮干しの解剖です。
たのしいおどろきの時間を,さあ御一緒に。
★★ もくじ ★★
ようこそ煮干しの解剖教室へ
用意するもの
煮干しをまるごと見てみよう
煮干しを2つに分ける
頭の中身
脳・目・耳
さいは・えら
心臓
胴体を2つに分ける
胴体
消化管
食べる・食べられるカタクチイワシ
肝臓
卵巣・精巣
背骨・せきずい・血管・筋肉
見分けにくいもの
もしも見ることができたら
解剖で見えてくるもの
謝辞―あとがきにかえて
参考文献
Posted by ブクログ 2020年08月20日
「ご飯は私を裏切らない」で煮干しを解剖するエピソードがあって、その中で本が出ているとのことだったので気になって購入。自分らの世代だと生きたフナをエーテルで眠らせて解剖する授業があったが、昨今ではいろいろ難しいのだろう。是非はともかく煮干しを解剖するというアイデアは面白い。ケンタッキーフライドチキンの...続きを読む
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