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レジェンドBL作家・鹿住槇の小説『プラスの勇気』(1996年刊)。『しあわせの共犯者』の続編が電子書籍として復刻!
天野水波は、母の再婚をきっかけにアブナイ義兄たちと三人暮らし。長兄・祐里と次兄・猛、二人とも学園の人気者だが、なぜか水波に夢中となってしまった! 拒んでも拒んでも迫ってくる二人に、貞操の危機を感じながら暮らす水波だったが、あることをきっかけに三人の関係が動き始める……。
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「……キスだけって、言ったのに!」
「キスしかしてねぇだろ!」
不貞腐れたように、彼は素っ気なく言い返す。
「祐里さんは、舌なんか入れてこなかった」
負けるものかと、僕も声を荒らげた。
「しょうがねぇだろ! 俺だってなぁ、我慢の限界なんだよっ」
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(イラスト:里中守)
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