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Posted by ブクログ
戯曲というものを初めて読みました。
実際に上演された舞台を観ているので言い回しや間のとり方などはイメージできてしまうのですが、それを差し引いても会話だけの文章でおもしろさが成立していることは新しい感覚です。
この作品はマクドナルドやウェイパーなど日常の些細なあるあるであったり、クレヨンしんちゃんや金色のガッシュ!!などの固有名詞を取り入れた笑いを誘いつつ、恋愛模様まで展開されていきます。純粋におもしろかったし感動しました。
そのうえで、現代の創作活動における苦悩やしがらみがテーマとなっていて演劇性という部分に対しても体重が乗っていましたし、岸田國士戯曲賞を狙って獲りにいったことも伺えました。そして実際にやってのけたのだからとんでもないです。
なにより凄いと思ったのは、主人公二人の視点をドラマ、漫画、日記のなかで書き分けて時系列や場所の情報を舞台上の限られたスペースで増幅させる構成になっていたことです。それぞれ演じる役者が変るのもおもしろく、演劇ならではの表現方法だと思いました。
これを一冊の本として楽しんで読めたことがとても幸せです。
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