勃紀
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勃紀

891円 (税込)

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鎮矛(チンホコ)ついに勃つ――。

ヒトと神々が、未だ近しき世の話??
邪なる禍津神を討ち果たすべく、ヒトを護りし陽津神は三種の聖器を誂うなり

即ち其、鎮矛(チンホコ)
即ち其、絶盾(タテタテ)
即ち其、咤魔玉(タマタマ)

三種の聖器、禍津神を討つに至らず
鎮気(チンゲ)溢るる地に封ずものなり

そして――

ヒトを護りし陽津神を崇める“陽つ矛”の邑は、危機に晒されていた。
ヒトを害する禍津神を封じる“廻つ盾”の巫女“祓妻”が乱心し、自ら禍津神を蘇らせ、泥の化生を操る邪悪と成り果て、“陽つ矛”に攻め入った。

ところが、神滅必討の聖器“鎮矛”は、天牙(テンガ)の大岩に突き刺さったまま。
正当な血筋、陰補(インポ)の若長が扱こうと、決して勃とうとしないのだ。

絶体絶命の最期、娘の嫋やかな祈りは、ひとりの偉丈夫を引き寄せた。
彼は鎮矛を軽々勃てるや、絶臨の聖益で祓妻と化生を打ち払う。

「鎮矛から飛ぶ斬撃!? 白いッ!!」

その姿、神か邪か。
戸惑う“陽つ矛”を見下ろし、男はしかと呟いた。

「俺は男。ただの男。俺を呼ぶなら男と呼べ」
「それ以外に俺を語る言葉など、どこにもありはしないのだ――」

噎せ返るほどの侠気を、鬼才・昼寝の装画が彩る。
本格ダークファンタジー、推参。

※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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