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東大駒場の熱血講義!
長期政権を築いた習近平政権は、国内では、不動産不況の影響により、経済の低迷が続いている。また、外交では、米中対立の長期化、また、各地での紛争などによって、中国に対する各国の対応も変化してきた。本書はこの状況を多角的な視点から分析し今の中国を明らかにするものである。
●これから中国を学ぶ人に●中国を知りたい社会人に
【主要目次】
Ⅰ 政治・国際関係
第1講 多極化する世界と中国――対内・対外を融合させる理解(川島 真:総合文化研究科教授)
第2講 米中対立とアジア・国際秩序――増大する中国のパワーは世界をどう変えるか?(佐橋 亮:東洋文化研究所教授)
第3講 共産党一一党支配体制とその強靭性(李昊:法学政治学研究科准教授)
Ⅱ 香港・台湾・民族問題
第4講 中国の「一都市」としての香港(谷垣真理子:総合文化研究科教授)
第5講 中国の対台湾政策——危機と現状維持のメカニズム(松田康博:東洋文化研究所教授)
第6講 「中国史」というイデオロギーと民族問題――清末と習近平新時代,二つの「清末」を結ぶもの(平野 聡:法学政治学研究科教授)
Ⅲ 経済
第7講 近現代中国における都市と不動産(城山智子:経済学研究科教授)
第8講 中国の産業政策と先進国の対応(丸川知雄)
Ⅳ 社会
第9講 相互認識の日中関係史(園田茂人:東洋文化研究所教授)
第10講 中国農村における「家族主義」の現在(田原史起:総合文化研究科教授)
第11講 境界を越えて公共空間を発展させる――華人コミュニティの参与観察(阿古智子:総合文化研究科教授)
Ⅴ 研究方法
第12講 ハイブリッドデータによる現代中国研究(伊藤亜聖)
第13講 歴史的視点はどこまで有効か――中華民国史から中華人民共和国史を読み解く(中村元哉:総合文化研究科教授)
第14講 現代中国と歴史学(吉澤誠一郎:人文社会系研究科教授)
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Posted by ブクログ
東京大学の教養学部で開講されている中国に関する概論を一冊にまとめた本書だ。内容もさることながら、各章にQ&Aが設定されており、学生と教授たちがどのような問題意識を持って授業に参加していたのかがわかるのも大変に面白い。
今やアメリカと並んで超大国になった中国は、日本と異なる政治体制や歴史的な問題を抱えていることもあり、かつ隣国ということもあり、日本にとっては注目すべき国家であるのは間違いがない。
一方で、中国の特に近年の体制により、中国研究というのは年々難しくなっているということは間違いがなく、本書の中でもそのようなことが語られている。
考えてみれば、国に対して様々な観点から研究するといった視点は、究極的には全ての国に対して当てはまるわけであって、何も中国だけが特別なわけではない。
それでも、わざわざ中国学という講座を教養過程において設定ができるということは、中国がそれだけ総合的な視座で捉えられるべき存在であると東京大学は考えているということだろう。
自分が中国にいた頃に知り合った先生の記事もあったりして、懐かしさを覚えながら読んだが、一方で東京大学での研究をまとめた概論ということもあり、安全保障や政治体制に対して突っ込んだ抗議がなかったのは、やや残念ではあった。
そういう意味では、自分は長く中国に住んでいたということもあり、教養レベルの知識だけでは満足できないといったことなのかもしれない。
とはいえ、東大では一定数の中国人が学んでいることもあり、バランスを取りながらもこういった講座を開くということは、かなりチャレンジングな内容だったのではないかと想像している。
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ビジネス・実用
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