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村で唯一の薬屋を営むフィミア。
将来を誓い合った幼馴染のライナスが“勇者”に選ばれて旅立ち、フィミアは彼が無事に帰還する日を待っていた。
しかし突き付けられたのは、ライナスと聖女である王女の婚約話だった。
「フィミア、ごめん。旅の間に姫に命を救われて、それで……」
別人のようになったライナスの左の薬指には、フィミアが手作りした指輪はない。
二人で将来を誓い合い、神殿で祝福してもらった結婚指輪。
それを身に着けていない彼に、フィミアが未練を持つことはなかった。
「どうぞ王女さまとお幸せに」
ライナスと王女が去っていったあと、ある確信を持ったフィミアは、急いで旅支度を始める。
たくさんの荷物と馬、そして――“封印解除”のスキルを持って、彼女は指輪へ願う。
「ライナスのところへ連れて行って!」
まばゆい光に包まれたあと、暗がりの中で目を開く。そこには、フィミアの愛する人が眠っていた。
――これは魔王を討伐した最後の勇者ライナスと“封印解除”のスキルを授かった薬師フィミアの、魔王討伐凱旋“その後”の物語。"
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軽快に話が進む。
本当に「その後の話」でした。 サクッと勇者が偽者だと見破った勇者の実家とヒロイン、準備万端勇者を助けに行きます、そしてサクッと助けます。
それにしたって長ーい年月魔王にしてやられてきたってことは誰一人偽者を見抜け無かったってこと?アカンですなぁ。
話のラスボスは魔王じゃ無くて色ボケ王!ホント害にしかならない王!死因は相応しく性病です。本望でしょう。
あの色ボケ王からよくこんな出来の良い王太子と第二王子が出来たもの、王妃の手柄と言うには末王女の出来の悪さがあるのでなんとも。
その王女、魔王封印の時引き摺られて封印されたということは偽者だと分かって通じていたんじゃ?
とりあえずヒロインのルーツも分かって大団円ですね。
指輪の秘密
サクサク読めて面白かったですよ。ヒーローとヒロインに甘い恋情という雰囲気はあんまりなかったかな。どちらかというと固い絆を信じてる、それがお互いにつけている指輪に現れているということだと思いました。
物語に引き込まれたポイントは、討伐から帰ってきた勇者であるヒーローが、なぜヒロインを裏切って別の女性と結婚することにしたのか。心変わりなのか?いや、ヒロインが何かに気づいて、すぐに行動に移ったぞ。これはどうなるの〜…。
というところから、どんどん話にひかれていきました。
2人がお互いを思う心が揺らがないので、それを軸にして安心して読めました。仕事の疲れがとれましたよ。
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