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特別な才能がなくても、戦う術はある――。本書は、MLBで活躍を続ける菊池雄星選手が、世界最高峰の舞台で戦うために、どのように考え、実践してきたのかを明かす全記録です。「自己投資を惜しまない」「『最高』よりも『最適』を目指す」など、苦闘を支える日々の習慣を、豊富なエピソードと共に紹介。さらに、これまでに影響を受けた人物や言葉、書籍なども率直に綴られています。13万字のすべてを、著者自らの手で書いた渾身の1冊! (主な内容)●今この瞬間を大切に生きる。 ●想像できない未来にゴールを置く。 ●週に一度、未完了リストをつくる。 ●オフの期間に斧を研ぐ。 ●「座右の銘」を持つ。 ●毎朝、体重計に乗る。 ●イチローさんから「所作の美しさ」を学ぶ。 ●野球を楽しむ――大谷翔平選手の才能の正体。 ●読書で本質をつかむ力を磨く。 ●人の悪口は言わない。 ●成功よりも失敗から学ぶ。 etc. 「この本は、特別な才能に恵まれたわけではない一人の野球選手が、どうやって日米のトップレベルで戦い続けてきたのか――。その考え方と、日々の習慣をまとめた1冊です。才能に恵まれているわけではないと感じながら、それでも何かをコツコツと続けてきた人は、きっと多いと思います。僕もその一人でした。プロ野球選手になるような人の多くは、幼少期からエリート街道をひた走ります。しかし僕は、小学生の頃はファーストを守り、中学でエースナンバーを背負ったのは、3年生最後の大会が初めてでした。今でも当時の同級生に会うと、決まってこう言われます。『まさか、雄星がプロ野球選手になるなんて、あの頃は誰も思っていなかったよな』と。そう、僕の周りには、いつも自分より野球のうまい選手がたくさんいたのです。そんな環境の中で『プロ野球選手になる』という夢を叶えるには、一体どうすればいいのか。野球少年だった頃の僕は、常に自分に問いかけていました」(本書「はじめに」より)
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Posted by ブクログ
ゴーストライターなしで現役プロスポーツ選手がこのレベルの自己啓発本を書く。今までの人生でどれだけ勉強し、本を読み、実践してきたことだろう。平易な文章、しかし内容は深く。この知性が羨ましい。
自分が雄星贔屓なのを差し引いても、想像の数倍は良かった。今まで積読にしていたのを後悔している。
本書は大人向けに書かれているが、中学生あたりから読めるようにルビを多用している。本質的なところは若い世代にも伝わるだろう、そして伝えたいという著者の意思を感じた。
イチロー、ダルビッシュ有、大谷翔平、アーロン・ジャッジ、マイク・トラウトという面々が「比喩表現」や「記号」としてではなく、体験談の「登場人物」として出てくるのだから説得力が違う。
少し意地悪な言い方をすると、本来なら自己啓発本を書く必要がないレベルの人しか持ちえない説得力というのもあるのかも知れない。
プロ入り後の彼は決して順風満帆でメジャーまで上り詰めたわけではない。むしろ現在に至るまで「七転び八起き」という言葉の方が似合うだろう。
本書で明らかになるのは、彼がいかに多くの失敗をし、そしてその一つ一つから多くのことを学び、自分の力に変えて立ち上がってきたかということだ。
「失敗から学ぶ」というのは成長において基本中の基本だが、ここまで自己開示として失敗談を載せる啓発本も珍しいのではないか。しかしその基本を愚直に繰り返した結果、西武ライオンズのエース、そしてメジャーリーガーと夢を叶えた今がある。彼自身が格好の成功例だ。
野球と縁のない人にも自信を持って薦められる一冊。
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