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視察が絶えない不登校生のための学校が岐阜にある
授業も行事も主体は生徒
不登校生を「ありのまま」に受け入れる
岐阜市教育委員会がつくった「学校らしくない学校」
子どもが多様であるという前提に立ち、そこに対応していくのであれば、現状の学校教育システム自体を変えていく必要があります。その意味で︑草潤は不登校の子のための学校ではなく、これからの学校の一つの形だと捉えています。
ー水川和彦(岐阜市教育長)
学校の名前は、岐阜市立草潤中学校。2021年4月に開校したばかりの学校だが、その革新的な学校の在り方が一躍注目を集め、今も県の内外から多くの関係者が視察に訪れている。新聞やテレビなどで紹介される機会も多く、今、日本で最もホットな学校の一つといっても過言ではない。
(本書「プロローグ」より)
[目次]
プロローグ ―岐阜に誕生した「学校らしくない学校」―
第1章 「学校らしくない学校」 草潤中の日常
「遅刻」という言葉はない
服装・頭髪に規定はない
1日の始まりは「ウォームアップ」
担任は生徒が指名、年度途中の交代も可能
授業はどこで受けても構わない
年間の総授業時数は一般校の4分の3
昼休みは校長室で過ごす生徒も
芸術系教科を合わせた「セルフデザイン
」
思い思いのことに取り組む放課後の「マイタイム」
学年混成で行われる総合的な学習の時間
生徒も登壇する学校説明会
小さな「自己選択」を積み重ねる
決して楽ではない草潤中での勤務
学校を支えているのは教職員間の対話
増えてきている全日制の高校への進学
第2章 「誰一人取り残さない」決意とともに 草潤中誕生の軌跡
なぜ岐阜の地に「学校らしくない学校」が誕生したのか
全国的に見ても多かった岐阜市の不登校
2019年に起きた生徒の自死事件
理想は『バーバパパのがっこう』
「理想の学校づくり」を考えるワークショップ
「学びの選択肢」のある学校
「ありのままの君を受け入れる新たな形」
開校当初の葛藤と苦悩
状況打破の礎となった教職員間の「対話」
第3章 既存の校舎を「生徒目線」でつくり変える 草潤中の空間設計
他校の校務員が手弁当で校舎を改築
寒色中心の校舎に彩りを加える
オンライン学習に取り組める「Eラーニングルーム」
遊び場&居場所としての「アクティブルーム」「アゴラ」
人気コミックも備えた「図書室(1616)」
生徒たちの表現活動を後押しする「Musicルーム」と「セルフデザインルーム」
約1000万円をかけて改装したトイレ
生徒たちの居場所は「イマここボード」で把握
第4章 イベントも自分たちでつくる 草潤中の学校行事
学校行事もゼロベースから生徒たちが企画
ユニークな種目満載の「スポーツフェスティバル」
修学旅行も生徒の声を踏まえて実施
大阪・奈良での忘れ得ぬ2日間
行事や学習活動でスマホを活用
生徒・教員・保護者で対話する「ラウンドテーブル」
楽しい催しが満載の「クリスマス会」
徹明地域の人たちとの共催イベント「餅つき大会」
第5章 学びに「風穴」をあける 草潤中の生徒たち
100人いれば100通りの理由がある
周囲の期待に応え続けてきた「まじめな頑張り屋」3年生・Mさん
「個」を「ぞんざい」に扱う学校への問題意識 3年生・Aさん
自分の好きなことにとことん「没頭」したい 1年生・Kさん
「特異な才能」で周囲を驚かせ続ける 3年生・Nさん
第6章 学校・教職員の役割を「再定義」する 草潤中の教職員たち
草潤中の教職員の構成
既存の学校教育の「違和感」と向き合いながら 平岡慶将先生(国語科/10年目)
授業や実践の「意味」を問い続ける 竹村雅仁先生(生徒指導主事/数学科/19年目)
職員室に「対話と同僚性」を創る 中今純一先生(教務主任/社会科/22年目)
第7章 「誰一人取り残さない」覚悟と決意 岐阜市の不登校対策
不登校の子を多層的に支援
「草潤サポート」と「校内フリースペース」
オンラインフリースペース「みちる~む」
小学生の不登校を予防するアプリ「ここタン」
「いじめ対策監」と「ほほえみ相談員」の配置
0~20歳をワンストップで支える「エールぎふ」
不登校の増加に歯止めがかかった
エピローグ ―2025年3月、旅立ちの日に寄せて―
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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