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気候変動の時代の社会をケアする
〈脱成長の企ては、「つらい人生のなかに良き生をもたらす」というジュディス・バトラーの問題関心と共鳴する。しかし、経済学を専門とする私は、ジュディス・バトラーとは異なり、個人の倫理から出発して社会変革に至るのではなく、むしろその逆で、不可欠な文化的断絶から個人の生活へのさまざまな含意へと至る道を構想している。〉(本書より)
「脱成長」の第一人者として高名な、フランスの経済学者・哲学者セルジュ・ラトゥーシュによる著作。幸福と美食という二つの具体的なトピックから、脱成長の意味や文化を語る。
地球の健康も考えて、脱成長しながら豊かに食べてゆく方法「節度ある豊かさ」で生きのびる技法が、幸福と美食とを切り口にして解説されてゆく。気候変動の時代、スローフード運動の哲学とともに、有機的な社会へのケアの道のりを教えてくれる、人新世の「幸福論」。
ジュディス・バトラーの問題関心に共鳴しつつ、お金のかかる医療制度や不可逆的ダメージからの脱却、そしてなにより、自尊心をもって分かち合うことの大切さの気づきを得ることができる。
[目次]
序章
第1部 脱成長、そして幸福の逆説──簡素に生きる歓び
第1章 「良き生」の変容──天国での至福から富の所有へ
第2章 富の指標の批判からブエン・ビビールの再発見へ
第2部 美食、ジャンクフード、脱成長
第3章 脱成長は食生活をどのように変えるか?
第4章 脱成長とスローフード
第5章 脱成長と肥満
第6章 余り物に対処する技術──廃棄物問題を考える
結論に代えて──カタツムリの二つの教訓への回帰
エピローグ──パンデミック以後
謝辞
解説
訳者あとがき
註記
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