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DNAの2重らせん構造のように、捜査や鑑定、裁判のミスが複雑に絡み合い17年半もの自由が奪われた冤罪事件。地元紙記者が執念で悲劇の真実に迫った長期連載ルポ待望の書籍化。「菅家さんを支える会・栃木」代表の西巻糸子さんがこれまでメディアに語ることのなかった自身の生い立ちや市民運動に関わるようになった経緯を追録したほか、一審から再審無罪までの各判決要旨や取り調べ録音テープの詳細、警察庁と最高検の内部検証結果を巻末資料に網羅した、裁判員裁判時代の必読書。日本版ピュリツァー賞の第16回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞。
Posted by ブクログ 2018年01月04日
誤った捜査、誤った弁護、誤った判決。それによって奪われた17年半
に対して、刑事補償法で算定された金額は約8000万円。それに裁判
費用を加算し、再審無罪となった菅家利和さんに対して約9200万円
が支払われた。
不当に拘束されていた期間は、いくら金銭を積まれても帰って来ない。
だが、計...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月09日
冤罪を生んだ最大の原因は当時のDNA型鑑定の不確かさであるが、もう一つの原因は足利警察署の刑事達が菅家さんを犯人と頭から決めつけて、有無を言わさなかった暴力的で強引な取調べにある。
菅家さんは自らの著書でもその暴力性を強く訴えていて、植え付けられた恐怖心が後々まで無実を言い出せなかった心理状態を生ん...続きを読む
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