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Posted by ブクログ 2014年03月16日
「日本のおみやげ文化」が、鉄道をはじめとする社会装置の影響を受けてどう変化してきたのかを論じた一冊。
「日本のおみやげは自らの旅の証を他人に配るもの、西洋のスーベニアは自分のためのメモリアル(p.15)」という”日本みやげ文化の特異性”を指摘した上で、配りやすく保存が利く「ご当地食べもの」がどのよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月15日
<日本のおみやげ文化は近代の所産である。その鍵を握ったのは、鉄道網の整備と保存技術、そして付随する「物語」だった。>
日本のおみやげが特異な存在であることを知ったのは、個人的には学生時代だっただろうか。
「おみやげ」と言われて日本人がまず思い浮かべるのは、各地の地名がついたり土地の名産が原料として...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月30日
上越新幹線で新潟に行き所用を済ませ東京に戻りそのまま羽田から高松へ、というhard day’s nightに読み終わったのは偶然。でも駅にも空港にもこれでもかっ!ってほどおみやげが溢れてかえっている日本でした。これ、日本人が食いしん坊だからの現象ではなくて、我々にとって旅が神社仏閣への参詣であり、神...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月21日
日本の「おみやげ」は、「souvenir」とはちょっと違う。それは何故か。鉄道や自動車といった輸送手段の変遷がおみやげにどう影響してきたか。おみやげカタログでも鉄道カタログでもなく、これらを下敷きに社会の変遷を見る本。安倍川餅は鉄道で売るために餅であることをやめ、求肥になった。赤福は餅であり続けよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月07日
日本の観光地の定番の風景と言えるおみやげ屋さんは、海外では一般的な姿とはいえない。
そんな日本のおもやげの来歴を広範な取材と文献資料によって紐解いて、日本の近代史を読み取る一冊。
近代以降、鉄道、博覧会、軍隊、そしてモータリゼーションや航空機等、人の移動手段の変遷によっておみやげの性格も順次変わって...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月02日
日本独特の文化「おみやげ」と「駅弁」。ここまで地方色豊かで、かつ食べ物が多いのは珍しいことらしい。鉄道の輸送能力の向上と戦争による人の出入りがもたらす認知度の向上など。あおして保存に対するタタカイ。考えもよらなかったお土産の進化の課程と時代に応じた変遷等々、誠に興味深く知ることができた。鉄道好きはぜ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月06日
海外出張のお土産に空港で買った饅頭持っていくと、案外外国人にも好評でした。
外国では個人に小物を持っていく習慣はあります。お菓子類はお土産ではなく、手作りクッキーや誕生日などで皆にケーキを配るなどが一般的なようです。
また、もちろん日本と同じく、女性社員の皆さんはお菓子持参でコーヒーブレークするよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月26日
近代化、文明の進歩(鉄道・道路網の整備がもたらす迅速配送の発達、ハウス栽培や冷凍技術の発達)が食料品にもたらした恩恵(季節感のなくなった野菜が多くなり、かつてはその腐臭から味噌漬けくらいでしか手に入らなかった猪肉がジビエ料理として都内で食べられる)は、食べるものを配るという日本特有のお土産文化にも影...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月26日
安倍川餅、吉備団子から、赤福、萩の月、白い恋人にいたる「おみやげ」が、明治以降の近代化の装置との関係で発展していったことをたどる一冊。
タイトルこそ「鉄道とおみやげ」だが、戦争と軍隊、博覧会、自動車や飛行機など盛り沢山な内容。(ただ、あまりにたくさんのコンテンツを盛り込もうとしているため、記述が浅い...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月03日
≪目次≫
序章 おみやげの起源とおみやげ文化
第1章 鉄道と近代おみやげの登場
第2章 近代伊勢参宮と赤福
第3章 博覧会と名物
第4章 帝国日本の拡大と名物の展開
第5章 温泉観光とおみやげ
第6章 現代社会の変容とおみやげ
終章 近代の国民経験とおもやげ
≪内容≫
おみやげ...続きを読む
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