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2019年10月、福岡県太宰府市で平凡な主婦の凄惨な遺体が見つかった。この事件は、洗脳し、暴行を繰り返した犯人の非道、残虐さもさることながら、被害者家族から何度も相談されたのに向き合わなかった鳥栖警察署の杜撰な対応が問題視された。遺族の訴えを聞いたローカル局若手記者たちが挑んだ2年に及ぶ調査報道、辿り着いた真実とは――?
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Posted by ブクログ
読み終わった正直な感想は、令和の時代になってもなお、警察の不祥事は無くならないのかという失望に近い思いだけでした。
この間も、川崎のストーカー殺人で神奈川県警が、充分な捜査を行なわなかったために女性が亡くなったり、99年の桶川のストーカー殺人でも埼玉県警がデマを流して被害者の方が悪いように記事を書かせるなど、本当に現実の警察がやることか?と思える事件がたくさんあるのですが、この太宰府の事件も最悪でした。
犯人も当然ひどいのですが、困ったときに頼れるはずの警察を頼れないとなると、一体どうすればいいのか…と絶望しかありません。
絶対に不祥事を起こすなとは言いません。人間だからミスもあると思います。でも、ミスしたとしてもせめて遺族には謝罪しろよと腹立たしい気持ちでいっぱいになりました。
不祥事は認めない、公安委員会の調査もおざなり、あげくこの後に起きた鳥栖の変死事件でも、事件か事故か分からないから近隣住民に事件があったことを注意喚起しなかった。(実は殺人事件で、しかも数日後に犯人が自首したことで事件が発覚)
これだけ叩かれても反省も教訓にもしないんだなと。
この事件の遺族の怒りや悲しみ、作者である塩塚さんを含んだ取材班の何とかして佐賀県警の不祥事を認めさせたいという熱い思いが伝わってきます。
この本を、警察官の教科材料にして欲しいと切に願います。
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