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これはなんの記憶? 高一の雨宮さつきは、自分の記憶にない映像が頭に流れる奇妙な既視感に悩んでいた。ある日、神社で目眩に襲われると、なんと戦時中の広島で路面電車の車掌として生きる前世の姿・ハナになっていた。不慣れな勤務中、乗客の剛に助けられ、彼の優しさに心惹かれていくが、ハナの幼馴染・楓も剛に想いを寄せていることを知る。広島に原爆が投下される1945年8月6日が近づく中、さつきは大切な人たちを助けようと奔走する。人を想いやる気持ちが起こす奇跡とは――。
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Posted by ブクログ
とても優しくて刹那的な、ラムネのような淡い青春物語。 後半の展開に心を締め付けられました。 読めて本当に良かったです。
1945年(昭和20年)8月6日(月)日本時間午前8時15分に原子爆弾が投下された。 日本人死者16万人と多くの大切な命を失ってしまった日。 終戦してから80年という時が経ち、 こういった過去があって、現在があることを忘れてはいけない。人が傷つけ合うのではなくて、みんながぽかぽかあたたかい気持ちで...続きを読むこれから生きていけたらいいなと改めて思いました。
とても読みやすい一冊でした。 戦争と恋愛というテーマの小説は正直マンネリしている印象でしたが本作は違った! 本編の中で戦争と過ちを繰り返してはいけない事や、平和な日常の大切さについて深く、誠実に書かれていて教育にも良さそう。さつきのように戦争当時を生きる事は不可能だが、我々は未来への継承は可能である...続きを読む。 平和な日常は諦めなかった人々が残した宝だと思った。
広島在住なので、思わず手に取った。 最近の学生に読んで欲しい1冊。 広島に原爆が落とされた日にちを知らない子供達が増えてきた中で、知るきっかけになりうる本だと感じた。 原爆が落ちた瞬間の、凄惨な場面はないけど、どんな時代でどんな人達がどんな生活をしてたか優しく教えてくれる。 こういう本はなくなっちゃ...続きを読むいけないと思う。
広島の中学校図書室に入れました。 大人が読むと『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(汐見夏衛)の二番煎じで、これで戦争の悲惨さが伝わるのか心配になるかもしれません。 でも、このお話は令和の中高生に戦争の話を怖がらずに読んでもらうために書かれたものだと感じました。平和な現代でも生きるのが辛いこ...続きを読むともあるし、戦時中でもキラキラした青春はあって、誰もが本当は幸せに生きていたいだけなんだと…その思いが伝わりますようにと願って本棚に置きました。
タイトル買い。 帯紙に戦争と恋の季節とあり、どんなタイムスリップ系物語なのだろうと考えてたけど、、、 人を想うということその気持ちが織り成す時空を超えたラブストーリー。 ラストの2人の出会い方が前世と似ていてキュン!
表紙がとても美しいかったので読んでみました。 前世の斎藤ハナの最後が悲しかったかも、でも、剛さんがハナちゃんに結婚してくれと言ったのとても良かったす。
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あの夏をラムネの瓶にとじ込めて
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高梨愉人
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