人類の半数がちいこになった

おおつかちょん

ある日、人類の半数が謎の生き物「ちいこ」になり、世界は混乱に包まれた。
原因は不明、元の姿に戻る方法も不明。
しかし、しばらくすると人々はそのかわいさに魅了され、ちいこと共存する社会を歩んでいく――。
人類の半数ちいこと残された半数の人間たちが交わりあう、キュート・パンデミック！

Xに掲載し大反響を呼んだ「ある家族の話」を始め、描きおろしのおまけ漫画も収録！

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: MFC
• 電子版発売日: 2024年10月23日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 38MB

[ブクログ · ★★★★★]

ちいこがかわいい。けど発現の原因や生態の謎が多すぎるのは怖い。まさしく"ゆるやかな絶望"という言葉が相応しい。それでもちいこがかわいい（2回目）。

[匿名 · ★★★★★]

可愛いだけじゃない

元々作者さんのTwitterで全部見てたので話も裏話も知ってました。
でも可愛いので手元で何時でも読みたくて買いました(外出先でも携帯ですぐに読めるのも電子書籍のいいところ)
人の事情や感情がぐちゃぐちゃに絡まっているけど、ちいこが可愛いからスッキリ読める。
でもそもそもちいこって？自分がなったら？やっぱり可愛いな〜、どういう法則が？という考えの堂々巡りが止まらない。でも結局ちいこ可愛いな〜ってスッキリするようなしないような…
そんなところもこの作品の魅力だと思う。
もしタイトルや絵柄だけで買った方がいるなら作者さんのTwitterで裏話があると思うので(商業としてやっていくなら削除される可能性もあります)見てみるのがオススメです。


自分ならちいこになりたいな〜って思う(多分そのほうが周りを癒せる)

＃ほのぼの ＃癒やされる ＃切ない

[ブクログ · ★★★★☆]

Xで少しずつ公開されていた頃から（だいぶ好きかもしれない）と思っていたが、まとめて読んだらやっぱりだいぶ好きだった。
希望と絶望、正気と狂気のあやういバランス（やや絶望・狂気寄り）が好き。
人類の滅亡に、可愛い優しい生き物が寄り添うのが好きなのかもしれない。「人類は衰退しました」とか。

パパとママがちいこになった、かんちゃん。
作者さんのXポストとかカバー下を見るに、すくすく笑顔を失わず大きくなっててほっとする…。ばあばとか、周りの人が頑張ったんだろうな。あと、パパとママのちいこも、かんちゃんを連れてかれそうになった時にすごく抵抗してたみたいだから、ずっとかんちゃんに寄り添ってたんだろうな。
同時に、もしもアレが起こったのがたまたま誰も連絡を取らないようなタイミングだったら…と背筋が寒くもなる。
たぶん、あの世界にはそういうお家もあったんだろう。きっと。