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バイトに明け暮れ、これからの人生に漠然と不安を抱く美大生の伊織は、ある日特別 な条件を満たす客人のみを迎える「真夜中の喫茶店」の噂を耳にする。まるで興味のな い伊織だが、不思議な巡り合わせでその喫茶店を訪れることに。迎えてくれたのは、人形のように美しく聡明な店主・透子だった。 紅茶専門店だというその店で透子が淹れた一杯と、その紅茶にまつわる話を聞いた伊織は次第に心が解きほぐされ――。 深夜23時。今宵も弱った心を癒す喫茶店の扉が開く。
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Posted by ブクログ
人を色に例えることは、自分自身もそんな感覚があるので、興味を持って見ることができました。また、場面場面で紅茶が登場するので、自分も透子さんに接客されているような感覚になりました。秋らしく温かい気持ちになれます。
私、この小説すごく好き。 やっぱり紅茶、いいですね。 そして心も温まります。 中に気になる紅茶があったので、探してみようと思います。 あと、いろんな色が出てきて楽しかった。 知らない色があったから、ちょっと調べてみようかな。
素敵な表紙に一目惚れ。あらすじを読んですぐさま購入ボタンをポチッ。どこかで見たイラストだな〜と思って調べたら好きなイラストレーターさんでした。続きの2巻も出して欲しい。幻想的な喫茶店で、本当に行ってみたくなる。続巻を希望しています!
表紙の美しさと紅茶と人の温かいストーリーに惹かれて読んでみました。 読んでいると芯のある美しい透子さんに憧れます。 伊織くんの繊細さ人の色が見える日常。 同じ事でも人によって見え方や感じ方に違いあって 透子さんの言葉と素敵な紅茶が心を癒してくれます。 続編あったらいいな。
まずは表紙が凄く素敵!紅茶を用意して読んだ。 23時に開く謎めいた喫茶店にアルバイトすることになった主人公の物語。 共感覚という少し変わった体質をもっているが故、周りから過剰な期待や奇異な目にさらされてきた苦悩が自身の心をも曇らせていた。 同じように様々な苦悩を秘めて来店してくる喫茶店で働きながら...続きを読む、自身を見つめ直す糸口を探す話。 店内の雰囲気や、聞き上手の透子さんからお茶を出されたら秘密もばらしてしまいそう。 色がテーマなだけあって、知らない名前の色が沢山出てきた。お客様の悩みを解決しながら、当てはまる感情の色を模索していく主人公が勉強熱心なこと… 姉の尖った性格に圧倒されたが、実は弟思いだし友人もいい人だげ登場するので安心して読める。
綺麗なイラストの表紙買い! 紅茶が大好きなので、紅茶専門店は心惹かれる。 店主が自分の悩みに寄り添った紅茶を出してくれて、解決に向けて後押ししてくれる…最高すぎんか。大きな悩みを抱えた時に行ってみたい…。 伊織の共感覚で見たら、自分はどんな色してるんだ?
全体的に予定調和な感じはしたが、読んでいて落ち着くような感じがして好きだった。 紅茶の味の描写や感情の色彩が鮮やかで、読んでいて楽しかった。
共感覚の持ち主である伊織は、両親に言われるまま美大を受験する。だが、受験会場で他の受験者との実力差に愕然とする。本当にこの道で合っていたのか模索している時、ひょんな事から変わった紅茶専門店でバイトする事に… 紅茶専門店アルデバランの店長・透子との出会いが伊織の概念を変え、前へ進もうとする気力を沸か...続きを読むせてくれたのが良かったです。 アルデバランに来たお客さんが少しでも心が軽くなってくれるのがホッとしました。 続編希望です。
紅茶好きとしては読まずにはいられなくて。 実在の和紅茶(自分も飲んだことある!)も出てきてテンション上がった。 深夜に紅茶を飲むと眠れられなくなりそうですが。 紅茶専門の喫茶店の話なのだが、個人的には紅茶のエピソードよりも伊織くんが共感覚で見る色の印象の方が強い。 彼視点だからかな。 あとお客様に...続きを読むしろ、伊織くんの周辺の人にしろ、なかなか癖が強いというか、濃いというか。 最後の最後に登場したキャラすら設定もりもりで濃い! 特に伊織くんのお姉さんが苦手なタイプで、正直縁を切ってくれないかなと思うほど。 紅茶の印象が霞む霞む。 伊織くんが見る色に込められた意味、その謎解き。 店主の想い人の真相、店名に込められた意味など、ちょっとした謎解き要素も。 終盤はその明かされる真相と、伊織くんと店主の歩み寄りが、彼の見る色の描写と相俟って印象的だった。 ただその場面は心理描写になるので、紅茶の印象はやはり霞む。 美大の描写もそれなりにあるので、トータル的には紅茶の話というよりは、美術系や自己啓発系として読んだ気がする。 お客さまが店に寄ってくれたことで、立ち直っていくので。 悩みの完全解決ではなく、一歩踏み出すための背中を押してくれる感じだったし。
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23時の喫茶店
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杜宮花歩
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