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「ヤクザの子どもである過去は消せない。ならば、ヤクザそのものを潰せばいい」――正範と寅。ヤクザである父を持つ二人の少年は、過酷すぎる十代を過ごし、それぞれにヤクザへの復讐を誓う。正範は猛勉強の末、検察官になり、暴力団取り締まりの最前線へ。そして寅は・・・・・・。二人の少年がたどり着いた結末とは!? 現役弁護士作家が描くヤクザ小説の新境地。
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Posted by ブクログ
とにかく面白かった〜 筆者の他の本も読んでみたくなりました! ぜひ皆さんもお読み下さい。一気読み必死ですよ。
タイトル通りに修羅の国の子供たちの 人生を目の当たりにしたような気持ちに なりました。 読み応えがあり、同じ環境で育った者同士の 絆の深さに感動しました。
面白かったです! 同じ境遇で育った子ども達が、 立場を超えて同じ目的の為に命を賭して向かう姿と、 伏線で張られた父を殺した犯人探しが最後に上手く回収でき、構成の巧さに感嘆しました。
子どもへの虐待で始まった文章に 読むのをどうしようと思ったが ヤクザの子どもとして生まれ 自らの知恵で東大を目指し 目立たないように生活し 検事になる それも暴対 幼い頃からの友人とともに 戦い勝利するが 自分の父親は死刑を言い渡した 男と気づく
大変面白かった。 ヤクザの子供として育った正範と寅。 世の中のヤクザを全て潰すとの目的の為に、正範は検事、寅はヤクザの殺し屋となり、お互いの立場からヤクザ組織を潰していくのだが…。 勧善懲悪ではなく清濁合わせ飲むように、正範のサポートを受けてヤクザを抹殺する寅の働きは対ヤクザには容赦がない。 2人が...続きを読む互いを信じて身を呈して目的に向かう姿は、容赦のない結末へと進んでゆくのが切ない。 思いがけない正範の秘密の皮肉さは、この小説をより深く厳しい余韻となっていた。
父親がヤクザである正範と寅は、過酷な少年時代を過ごす。 日常的に暴力を振るわれる正範にシャブに溺れる父を持つ寅、そして母子家庭に育ち常に男が出入りしている家の加夜たち3人は、居場所もなくいつも集まっていた。 加夜を守るために起こした行動から寅は親と同じ道に… 正範は、検察官になり「暴力団壊滅」に邁進...続きを読むする。 根っこの部分では親を恨むという気持ちは同じだろうが、どう生きるかはそれぞれで…。 真逆の二人とはいえ、友情よりも深いものを感じた。
父親がヤクザである正範と寅。毎日暴力から逃げ続ける2人は、ヤクザ組織を潰すことを目的に、正範は検事、寅はヤクザの若頭となって、最終的に親分の函南を裁判で死刑にすることで計画を成し遂げようとするが… 子どもが暴力を受け続ける話や、親が薬物依存になる話など、容赦なく心を抉ってくるのが読んでいて辛かった。...続きを読むそれだけに、ただひたすらヤクザを潰すことを目的に動く正範と寅の人生はなんなんだろうと、空しささえ覚える。でも幼なじみの加夜を守るために人を殺した寅の、加夜に対する思いは純粋で本物だったのは、読んでいて救いがあった。
荒唐無稽なストーリだが、プロットと回収が確りしていて、人物描写がうまいので、最後まで面白く読めた。仁義なき戦いの世界であまりにも昭和なイメージなので、時代設定とあわず、そこは違和感ある。
暴力的なシーンには目を背けたくなりますが、展開も早く、アクションならではのドキドキもありました。それぞれのキャラも立っていて非常に面白かったです。最後に明かされる真相もなかなか考えさせられました。
自分の周りにはそういった環境にいる人はいない。 そのなかヤクザの親と言うのは想像すら難しい。なので前半の子供時代の話は気持ちが悪いぐらい辛かった。2人がヤクザを壊滅させたい気持ちになったのは親の背中を見てこなかったから。そしてヤクザを憎んだから。 現役弁護士さんはこういった案件にも深く携わっているん...続きを読むですね。
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