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Posted by ブクログ
野生の中で生きるためにはあらゆる感覚を研ぎ澄ませ、常識でない考え方をしなくではいけないと思うが、そういった柔軟性に欠けると思われるロボットが、あらゆる困難に立ち向かいながら生きて行くというストーリー。
実は私たち人間も本能に従って深く考えもせず、機械的に生きている部分はあるし、頑なで柔軟性に欠ける部分がある。物語はロボットの生き様を描いているが、そういった共通性からいつのまにか深く物語に自分ごととして引き込まれてゆく。最後は共通性以上に「実直さ」という忘れ去ったものを思い出させてくれて、心からロボットと野生の生物たちにエールを送りながら読んでいた。
細かく章が分かれているので、読書から遠ざかっていた大人も中断しながらも読み進めることができる。
Posted by ブクログ
ロボットが野生動物と生きていく
あらしの夜、一体のロボット「ロズ」が野生動物たちの暮らす島に流れ着いた。そこでロズは、動物たちを観察し、生きていく術を学習していく。そんなある日、ロズがふかさせたガンのひな「キラリ」が、ロズを「ママ」と呼び始め……。
「うちは変わった家族だね。でも、ぼくはけっこう気に入ってる」
ロズとキラリが「家族」として心を通わせていく様子、当初ロズを「怪物」と呼んできた野生動物たちと友情を育んでいく様子に感動した。
自然界とロボットの両方に関心を寄せてきた著者ならではの作品。さまざまな動物たちの習性を生かした描写がきらりと光っている。
Posted by ブクログ
最初は動物たちに恐れられていたロボットのロズ。雁のヒナ・キラリを救い、親代わりとなったことで動物たちとの関係性も暮らしも変化していく。
ロズとキラリ親子の会話や暮らしは見ていて微笑ましいし、心がポカポカしてくる。
そんな二人を見守り、少しずつ心を開いていく森の動物たちとのやり取りもいい。
これは間違いなく良書♪
子どもが小学生のときに出会えてたらなぁ。
ロズの肩にとまるキラリのイラストを見ると自然と笑顔になる。
ロボットと動物との交流・絆を描いた物語ですが、それだけに終わらない。「人間」「ロボット」「自然・動物」の関わりや共存についても問われているようで、児童書だけどなかなか深い。
じんわり心温まる児童書でありながら、意外なラスト!
続編もあるので読んでみたい。
『うちは変わった家族だね。でも、ぼくはこのままがいい』
Posted by ブクログ
船に積まれている荷物。
航海中に嵐が来て船が難破してしまう。
下へ
下へ
下へ
船はどんどん沈んでいく。
中の荷物のうち、たまたま5つだけ海の上に浮いた・・・が、4つは島にぶつかって砕けてしまう。
もう一つも同じように砕けそうになったが、ちょうど波が来て島に打ち上げられた。
少したち、海辺のラッコたちが箱の中身を漁ると、中にはツルツルしたものが入っていた。
最初は警戒していたラッコたちだが、動かないとわかると色々いじり始めた。
すると、1匹のラッコが頭の後ろにある何かを押した・・・瞬間に何か音がし始めた。
ラッコたちにはわからなかったが、
「こんにちは。わたしはROZZUM(ロッザム)7134型です。ロズと呼んでください。(略)」
と人間の言葉で言っているようだった。
そう、それはロボットだった。
ロボットは歩き出す。
が、森を歩くのは、容易くはない。
そう、ロボットが森の中を歩くように造られていないのは明らかだった。
それに、島の動物たちにも怪物呼ばわりされてしまう。
・・・が、あるロズの行動をきっかけに次第に動物たちはロズに心を開いていく・・・。
分厚いけど面白い本シリーズ(勝手に作った)
にも入っている本でとっても面白い!
作者の表現の仕方が半端ない!
「下へ
下へ
下へ」
とか、
「〇〇が〇〇をするために作られていないのは明らかだった」
とかも本の中にあったの真似したの。
とにかく面白いから読んでみて!
ほんと面白いから読んでみて!
ちなみに「帰れ野生のロボット」って言う続編も出てるから読んでみて!(自分もまだ読んでないくせに)
そういえばしれっとアイコン変えてる(2022・3・4に変えました)から見てみてね。
Posted by ブクログ
アニメ映画『野生の島のロズ』を何の情報も入れずに「これって原作があるんだろうなぁ、たぶん原作とかなり違うんだろうなぁ」と思って観ていました。
それで原作に興味がわいて、読んでみることに。
原作の方が格段に素晴らしく、原作ファンは映像化作品にちょっとがっかりしたのではないか、とも思いました。
作者ピーター・ブラウンが後書きで「書き終えることに六年の歳月がかかったこと」「最後の二年半は他のことを何もせずに執筆にかかりっきりだったこと」を打ち明けています。スタッフもそうですが、家族も大変だったろうなぁ・・・
でも出来は素晴らしいです。
続編もあるので、読みたいと思います。
「完璧な母親なんて無理よ。できるかぎりのことをすればいいの。あなたが一生懸命だってことがキラリに伝わればいいんだから」
「ところでこの子達のおしゃべりを一番楽しくきいていたのは、誰だと思う? そう、われらがロボット、ロズだ。(中略)キラリたちのたあいのないおしゃべりを耳にしては、僕らが感じる喜びのようなものをつかんでいたんだ。そして、自分の息子にいい友達ができて、幸福感のようなものもおぼえていたんだよ」
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