野党第1党 「保守2大政党」に抗した30年

野党第1党 「保守2大政党」に抗した30年

2,200円 (税込)

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「もう一つの未来」を模索するとき、「野党史」が灯火になる。

岸田文雄総理、安倍晋三元総理、野田佳彦元総理、枝野幸男氏ら錚々たる面々が初当選し、「非自民」の細川連立政権が誕生した1993年から30年。この間、常に「保守2大政党」を志向する言説が、リベラル勢力に強い圧力をかけ続けてきた。本書では、それに抗してリベラル勢力が一定の陣地を確保し続けてきた理由を探り、「公器」としての野党第1党の役割と課題を分かりやすく解き明かす。弱小野党内での主導権争いに終止符を打ち、巨大与党、長期政権と伍すため野党に求められる政策と戦略を明示。

【目次】
序章 リベラルは本当に「瀕死」なのか
第1章 平成「野党史」への視点
第2章 「令和の政治」に望まれること
第3章 「目指すべき社会像」の構築に向けて
終章 「この道しかない」にNOを
おわりに
関連年表

【著者】
尾中香尚里
1965年、福岡県生まれ。早稲田大学卒業後、毎日新聞社に入社し、政治部で野党や国会を中心に取材。同部副部長として、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故における菅直人政権の対応を取材した。現在はプレジデントオンライン、週刊金曜日などに記事を執筆。著書に『安倍晋三と菅直人――非常事態のリーダーシップ』 (集英社新書)。共著に『枝野幸男の真価』(毎日新聞出版)。

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