中南米グルメ紀行

さかぐちとおる

中南米各国では、どのような原産物があるか、植民地化以前にどのような食生活をしていたかなど、文化的、歴史的な要素を解説するとともに、現地での気軽に食べられる代表的な郷土料理、さらには観光スポットなどを多くのカラー写真とともに解説する。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学
• 出版社: 東京堂出版
• 電子版発売日: 2023年04月18日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 55MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

文章があまり上手とはいえないが自分が訪れたことのある場所をパラパラめくり、その場所を知る共通の友人と盛り上がる材料にできた点は感謝。

メキシコのストリートの美味しいタコス…旅行者が1回食べれば感動だが(あたらなければ)、地元の人が道端でお昼を済ますのはお金がないから、都市部の働き口に就くために昼ごはんの準備どころか朝ごはんさえまともに食べられない時間(朝4時とか)に家を出発していて、そんな場所にしか住めないから、個人の家の雇われで休憩スペースがないから、(タコスのない)レストランや家で優雅に昼を食べる時間がないから(メキシコのメインは昼食なので、金持ちはレストランか家に一度帰って家族で昼食)等々、日本人は逃げ出しそうな毎日があるからだ。ではタコスを売っている人はといえば、これまた明け方に仕込んでガラガラ屋台を引いて、遠路はるばる売れる都会までやってきて、都市部の労働者や「安くて美味しいー」と喜ぶ知ったか外人とかに売る生活。ということに思いを馳せながら読んだ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

グアテマラのペピアンという料理が、片桐はいりさんの「グアテマラの弟」というエッセイに出てきていたので、グアテマラ料理を見てみたいと思って読んだ。
残念ながら、本文中でペピアンはスキップされていた(！)けれど、色々な料理が写真付きで載っていて興味深かった。
タコスはタコの複数形だったという事も初めて知りました。笑